余命ブログを読み慣れていない方へ、理解しやすい読み方の順序(タイトル右下の「目次へ移動」から「余命まとめ目次」もご参照ください)
①日本再生計画(計画の概要)  ②敵を分散&個別撃破せよ(対処フロー)  ③以降は興味のある記事からどうぞ

有事の最低限度(有事とは人の命がかかった実戦です)
有事・要警戒リスト ・有事の身分証明は必須 ・武力攻撃やテロなどから身を守るために  おまけ 護身特集

・当ブログはリンクフリーです。詳細はこちら → 自己紹介

2015年12月9日水曜日

中国、三峡ダム攻撃時(決壊時)の被害は?  「余命3年時事日記アーカイブ」様より参考引用

「余命まとめ目次」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/blog-post_98.html


 
三峡ダム攻撃時(決壊時)の被害は?

【研究ノート】 中国、三峡ダムと流域都市、流域河口部の原発
http://shinanonoblog.blogspot.jp/2015/12/blog-post_4.html
【研究ノート】 中国、三峡ダムと流域都市、流域河口部の原発 その2 リンク集
http://shinanonoblog.blogspot.jp/2015/12/2.html


三峡ダムは、その巨大さから、決壊時の被害も大きなものになると試算されています。
このことより、自然災害による決壊の他に、内戦や対外戦争による意図的な破壊があり得ます。
実際に、中国では中台戦争、中印戦争などでの攻撃が危惧されているようです。
また、米中戦争でも、最悪の場合には攻撃があり得ます。(核兵器を使うよりはマシでしょう。)
中国は、国民を平気で虐殺する国ですから、内戦による意図的な破壊もあり得ます。

三峡ダム下流域、主要3都市の人口とGDPは単純計算で、人口3700万人、GDP 4兆元です。
(中国人口の3%弱、中国GDPの8%弱)
応用数学などを研究した中国の著名学者、銭偉長氏(1912-2010)は、「三峡ダムが通常弾頭付き巡航ミサイルで攻撃されて崩壊すれば、上海市を含む下流の6省市が「泥沼」となり、数億人が被害を受ける」と試算しています。

攻撃(決壊含む)で下流域の都市が壊滅したら、実際にはどれだけの被害が出るのでしょうか...
でも中国国内のこと。日本人に被害が及ばなければ、最終的にはそれで良いのですが。



2015.12.10追記
余命ブログの被害予想: 三峡ダム決壊は、上海が壊滅、死者1000万人超

余命ブログ、2013年8月26日記事「中国クライシス。ダム決壊(資料)」
http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2015/08/21/54%E3%80%80%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%80%82%E3%83%80%E3%83%A0%E6%B1%BA%E5%A3%8A%EF%BC%88%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%89/
http://kotoage.net/yomei/kc.cgi?130826002(余命3年時事日記さんのバックアップ様)
 「三峡ダムの下流にある、武漢、南京、上海などの揚子江流域の巨大都市群の人口は数億人だ。脆くて危険といわれている三峡ダムが決壊すれば、300億トンの津波が時速百kmのスピードで揚子江下流域を襲うという。三峡ダムが決壊すれば、死亡者数は1000万人を下らないだろう。」

余命ブログ、2014年1月27日記事「中国経済放談会」
http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2015/08/21/108%E3%80%80%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%94%BE%E8%AB%87%E4%BC%9A/
http://kotoage.net/yomei/kc.cgi?140127001(余命3年時事日記さんのバックアップ様)
 「現在世界最高の貯水量を誇る三峡ダムも、予想をはるかにこえる周辺地域への影響に設計レベルよりはるか下のレベルでの稼働しかできません。かつ地震への対応が懸念される事態が頻発しているようです。決壊は上海が壊滅死者は1000万人をこえるでしょう。」

(追記以上)



怖いのは原発です。暴発したら、ある程度の放射性物質は日本まで飛んでくるでしょう。
流域河口部の原発は巻き込まれないでしょうか?
地図を見ると、立地的には自然災害に原発が巻き込まれる可能性は低いと思います。
しかし、ありそうなのは、自然災害、内戦、対外戦争を問わず、原発職員が職務放棄して逃げるということです。ただし、これは河口部以外の原発にも言えることですが。
(←クリックで拡大)
流域(長江)河口部、秦山原子力発電所の周辺地図



単純計算の内訳
  ・武漢市、人口1000万人(2014)、GDP 1兆元(2014)
  ・南京市、人口700万人(2011)、GDP 7000億元(2012)
  ・上海市、人口2000万人(2014)、GDP 2兆3000億元(2014)
   (上海市は首都・北京市を凌ぐ中国最大のGDP) 

wikipedia-中華人民共和国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD
人口総計(2012年) 13億4133万人(世界1位)
GDP(自国通貨表示)合計(2012年) 52兆1836億元
GDP(MER)合計(2012年) 8兆2500億ドル(世界2位)  MER:為替レート
GDP(PPP)合計(2012年) 12兆3820億ドル(世界2位)   PPP:購買力平価
GDP(PPP)1人あたり 9,146ドル





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下、「余命3年時事日記アーカイブ」様、2015/5/6記事
「超訳「余命3年時事日記」中国事案【4】ダム・クライシス」
より参考引用



 超訳「余命3年時事日記」中国事案【1】2015年中国崩壊でも書きましたが、余命ブログはあらゆる指標が2015年までに中国(&韓国)の崩壊を示していると2013年に看破しています。
 中国はダム建設関連で深刻な問題を抱えていますが、今年4月後半にアップされた「中国探訪」シリーズの序文「今回取り上げるのは、すべて過去ログに記載されています。ただ内容のほとんどが現状と変わらないので、単なる復習とはならないと思うので再掲いたしました」にもある通り、現状に何ら改善の兆しは見られない模様です。
 再掲先エントリーも含め、中国探訪シリーズは長文でしたが、一読してみると、中国という国のスケールの大きさに戦慄を覚えます(悪い意味で)。三峡ダム…怖いですね。三峡ダムの決壊は間違いなく地球最悪規模の災いになる(確信)といったところでしょうか。

信濃注:三峡ダム、3つの深刻な被害
1.水質汚染
2.地滑り、崩落による地震
3.移住した住民等の雇用不安、治安悪化
(以上)

●余命関連エントリー
中国クライシス。三峡ダム(資料)、中国クライシス。ダム決壊(資料)、中国探訪①、中国探訪②、中国探訪③



三峡ダム


引用:Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%A1%E3%83%80%E3%83%A0

 三峡ダム(さんきょうダム)は中華人民共和国・長江中流域の湖北省宜昌市三斗坪にある大型重力式コンクリートダムである。1993年に着工、2009年に完成した。洪水抑制・電力供給・水運改善を主目的としている。三峡ダム水力発電所は、2,250万kWの発電が可能な世界最大の水力発電ダムである



【1】2006年:巨大ダム周辺で地震が群発


中国湖北省で群発地震、三峡ダム巨大貯水量が地質に影響か
引用:大紀元日本2006年11月7日
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/11/print/prt_d33576.html

・湖北省隋州で10月28日午後、マグニチュード4・2規模の地震が発生
・三峡ダムの備蓄水量が高位に達してから、周囲の断裂帯に影響し地震を誘発した
・2006年10月27日午後6時52分から翌28日の午前8時まで群発地震48回
・三峡ダムの水位量が156メートルに達した後に付近の地震断裂帯に作用して発生
・水量が目立って更新された一ヶ月間、三峡ダム地区の地震は145回に上
・元々地質が不安定な大峡谷に建設された巨大ダム
・水位が100メートル以上になると巨大で不均衡な圧力差が地質断裂上に加わる
・問題の焦点は不安定な地形に大型ダム三個が極めて近い距離に存在すること
・その結果三峡地区では強烈な地震が発生しやすくなっている
・三峡ダムの建設プロジェクトに反対していた地質学者が排斥された
・中国の関係部門は地質資料が国家機密に属するとして専門家の閲覧を許さなかった
・北京当局は「高度の秘密」であるとして調査結果を公開していない
・60年代からすでに大型ダムが誘発した地震事件は12件、死亡者数千人
・現在の三峡ダムの貯水量は393億立方メートルに達しており、今後発生する地震規模も巨大であるとみられている



【2】2008年:三峡ダム試験段階で地滑り


三峡ダム区で斜面360万立方メートルの地滑りか=重慶市
引用:大紀元日本2009年4月10日
http://www.epochtimes.jp/jp/2009/04/html/d93807.html

・暴雨とダムの水位増減の影響で三峡ダム地区の重慶市雲陽県故陵鎮では総体積約360万立方メートルの斜面が長江に滑り落ちる可能性があり、長江の川面半分が塞がれると予想されている
・昨年11月、三峡ダム175mの蓄水試験段階で、地滑りが現れた
・この地滑りは滑落寸前状態「地滑りが来たら長江の航路の半分が塞がれるでしょう」
・もし地滑りが起きれば川面を塞ぎ、航行する船の安全に大きな危険を及ぼす



【3】2009年:四川大地震には巨大ダム建設が関係


四川大地震発生は大型ダム建設と関連するのか
引用:大紀元日本2009年11月17日
http://www.epochtimes.jp/jp/2009/11/print/prt_d53316.html

・2008年5月に発生した四川省大地震の原因はダム建設との報告が科学的に支持された
・当時の地震では6万9千人以上の死者と1万8千人の行方不明者
・報告書の作成者5人は、ダムは汶川地震の発生を数10年から数100年早めたと指摘
・この研究は中国のダム開発論争に火に油を注ぐ形となった
・この中には有名な三峡ダムも含まれている
・中国最大のこのダムは四川省大地震の影響を受けなかったが、すでに120万人の人々が、三峡ダムが原因で立ち退きを強いられている
・ダムは民衆の財産を傷つけ、生態環境を悪化させたとの批判の声がある
・政府はダムはクリーンエネルギーの提供と石炭への依頼低減への対処であるとしている
・最新の研究はダムと地震活動増加にははっきりとした関連性があると警告している
・政府は三峡ダムと地震の間の関連性を否認している
・このダムプロジェクトには地滑りという不安要因も存在する
・地滑りの増加はすでに三峡ダム管理者が貯水プロジェクトを遅らせるほどの脅威
・干ばつも三峡ダム問題をさらに深刻化させている
・17年の歳月と多くの資金を投じ進められた長江三峡プロジェクトは2009年の末に建設完了
・環境に大きな災いをもたらすと懸念を抱く人々は、問題はこれから始まると考えている



【4】2010年:「国家の威信をかけたプロジェクト」


三峡ダムに「1万の危険箇所」 英元外交官が指摘
国内専門家も「利益より弊害」
引用:大紀元日本2010年6月17日

・三峡ダムには亀裂が現れている
・専門家も三峡ダム建設は利益よりも弊害が多いと指摘
・地滑りや生態環境の悪化、アオコの大量蓄積なども問題
・三峡ダムと重慶市の間の道路や建物に地滑り、微小地震、亀裂が頻繁に発生
・1万近い危険箇所が確認されている資金不足のため付近住民は移転できずにいる
・すでに140万人が移転させられたが新たに30万人が移転を迫られることになった
・三峡ダムは李鵬元首相が特に力を入れたプロジェクト
・その着手は経済的効果以上に政治的動機によるもの
・工事は十分な論証を重ねないままに強行された
・政府系メディアでも公表されているのは実質的な危害をもうこれ以上隠せないから
・大規模なパニックを避けようと中国当局は集団抗議や地方陳情をほぼ阻止
・水力エンジニア出身の胡錦涛氏は三峡ダムプロジェクトとは一線を画すように努力
・国土部の調査によると現在確認されているのはおよそ5千から6千か所以上
・この数字にははっきりとした地質災害地域と潜在的な地域が含まれる
・政府はすでに地質災害対策に200億元を投資しており、今後も続く
・三峡ダムの地質危害は厳しい問題だと言わざるを得ない
・地質災害以外に三峡ダム工事の生態環境や現地住民に対する影響も甚大
・水質の悪化により魚類などの水生生物に大きな影響を与えている
・三峡ダム建設がもたらした移民問題によって多くの人が貧困化
・三峡ダムの弊害と利益についての論争は途切れることがない
・「中国水利界の良心」と称された清華大学水利学部教授の故黄万里は2001年に亡くなる直前の昏迷中にも「三峡ダムは絶対に作ってはならない」と叫んだという



【5】2010年:早くも汚染&崩壊の兆し…

 
三峡ダム、目標水位の試験的貯水に97カ所の崖崩れ
引用:大紀元日本2010年5月25日
http://www.epochtimes.jp/jp/2010/05/html/d14619.html

・三峡ダム水位引き上げ計画が昨年9月に始動して以来地質災害が132カ所で発生
・97カ所計3.3キロに及ぶ崖崩れが起こり、およそ2千人が緊急避難した
・三峡ダムの機能を十全に発揮するには175メートルの水位が必要
・水位引上げ計画の実施に踏み切ったが既に補修を施した箇所が再び地滑り
・地質災害防止計画外の場所でも30カ所以上の土砂崩れなど地質災害が発生
・三峡ダム工事では貯水池周辺における地質災害が計887カ所発生
・地質災害の危険地域480カ所の住民計4.6万人が移住
・潜在的な地質災害発生箇所が3千141カ所存在する
・08年にも水位引上げ計画が実施されたが上流で地質災害が相次いだため中止
・昨年9月からの引き上げ計画は長江中下流域で発生した深刻な干ばつにより一時中止
・中国政府が「世界史上最大のダム」と誇る三峡ダムプロジェクト
・多くの専門家の反対を押し切って1994に建設が始まった
・以来、三峡地区で天気が激しく変化、異常な気候が続いている
・西南雪災害、西南大干ばつ、汶川大地震や青海省大地震などは三峡ダムの建設に関係

洪水で漂着ゴミ激増 三峡ダム、水門が危機に
大紀元日本2010年8月4日
http://www.epochtimes.jp/jp/2010/08/html/d81954.html

・豪雨の影響で上流から流されてきたゴミで水門が詰まる危機に直面
・毎日3000トンに上るゴミを回収しているが現在の人手ではかなり時間がかかる
・長江を流れてきた雑草や流木、発泡スチロール、靴などの漂着ゴミは、ダムの上流側でせき止められており、その面積は5万平方メートル、高さは60センチに達する
・一部の場所では人が歩けるほど積み上がっている
・漂着ゴミにより三峡ダムの水門が詰まり、通行する船にも損傷を与えかねない
・景観が損なわれるだけでなく今後はゴミの腐敗によって衛生面でも悪影響が出てくる



【6】2012年:赤く染まる長江、その理由

悠久の長江が真っ赤に…当局は「上流の土砂が流れてきた」と説明―重慶市

 
引用:レコードチャイナ2012年9月8日
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64459

・先月9月初めの中国の長江が真っ赤に染まった
・重慶市では河川水が明らかに不自然な赤色に染まり市民を不安に陥れている
・2つの河川の合流地点で真っ赤に変色した長江と通常の水色をしている嘉陵江の水が明確な境目をつくっている
・それほどに長江の変色は激しい
・原因として考えられるのは増水期によって上流からの土砂が一気に押し流され、その中に鉄分が大量に含まれているためではないかとされている

引用:個人ブログ「黄金時代へ」
http://deeksha777.blog88.fc2.com/blog-entry-171.html

・三峡ダムは重慶市の下流にある上、重力式のダムで鉄筋を使っていない
・その鉄分は一体どこからやってきたのか?
・鉄筋コンクリート建造物の中の鉄筋が錆びて流出している可能性
・橋脚や護岸擁壁や上流のダムなどの内部で鉄筋の腐食が進んだとしても、鉄錆が流出する為には、コンクリートにひび割れが生じ、コンクリート内部に存在する鉄筋にまで水が浸透していなければならない
・鉄筋の赤錆が進むことで体積が2~3倍に膨れ上がり、その膨張圧によって内部からコンクリートに亀裂が生じはじめる
・そこに水が入り込めば鉄筋の腐食、膨張は一気に加速しコンクリート建造物の崩壊に至る
・日本でもコンクリートに海砂を入れることが常態化しているが、通常10年で2cmと考えられていた炭酸劣化が手抜き工事で3倍のスピードで炭酸劣化が進んでいる
・海砂をコンクリートに入れると海砂に含まれる塩分が劣化を速める
・特に川の中の建造物は水圧の関係で相当速いスピードで崩落が起こる
・手抜き工事が常態化しているのではないか
・2008年5月の四川大地震で指摘されたの耐震基準の甘さと手抜き工事の横行
・2007年の時点で建設中を含めて長江全域に2441ものダムが建設されている
・上流のダムなどの建造物のコンクリートや鉄筋の劣化が大河長江全面を真っ赤にした
・四川大地震によって三峡ダムにひびが入り水漏れが起こっている
・完成してから3年ですでにひび割れが出ているほど工事が杜撰だった
・組織内に腐敗があって、いいかげんな工事をしたことが原因で倒壊する
・水の重みで地面そのものが巨大な水の重さを支えきれなくなり決壊する
・中国政府はそれを知っているが、どうしていいかわからない
・ダムの決壊は中国のすさまじい環境破壊から来ている
・中国は欲望にまみれ環境を制限するものがない、中国だけでなく世界の土地を破壊している



【7】2010年:ダム決壊、そのとき政府は…

 
ダム決壊 5村が呑まれて死者多数 吉林省7・28大水害の真実
大紀元日本2010年8月8日
 
・7月28日午前、中国東北部の吉林省樺甸市でダムが決壊し下流にある5つの村が洪水に呑み込まれ多くの死者が出る深刻な水害事件が起きた
・当局からダム決壊の危険を知らせる通知がなかったため、多くの死者が出た
・事件直後、国営新華社は豪雨により洪水が発生、ダムの一部の堤防が決壊し13人が死亡、32人行方不明と報じた
・1週間後の8月4日、当局は大河ダムが決壊したことに初めて言及した
・現地の3人の幹部が問責により免職された
・同日新華社は、ダムの決壊で下流にある5つの村が全て呑み込まれたと初めて報道した
・現地政府が隠そうとしている事件の真相を上級部門が調査するように命じたのは、水害後の被災地の村民の怒りによる
・決壊警報を当局が事前に出しておらず、多くの人が避難が間に合わなかった
・大河ダムが位置する常山鎮では洪水が発生した当日、幹部らは観光旅行に出かけていた
・家を失った村民は、死体を安置する場所も、夜を過ごす場所さえなかった
・常山鎮では怒った村民が犠牲者の死体を政府事務室の前まで運んで政府幹部を殴った
・被災者数百人は政府がいかなる対応もとらないことに抗議した
・翌日午後、市の総書記が常山水利所を訪れたが、現場にいる抗議者らを無視した
・「高さ3メートル以上もある大水が下流へ向かって流れ出し、多くの村を呑み込んだ。大型車両やダンプカーも遠くまで流され、何度もひっくり返っていた」
・大河ダムは国の水利局が管理するはずであったが、関係者の汚職絡みで個人企業である樺甸市城建土地開発公司が管理を請け負った
・この個人企業はダムを利用して魚養殖や発電事業をしているが、水利には詳しくなく、ダムの維持を怠けていた
・連日豪雨であったにもかかわらず発電と魚養殖のために増水期に違法に貯水していた
・事故発生当日も責任者は不在、当直も行方が分からない状態で水位上昇の報告が間に合わなかった
・大河村の村民がダムを見張る当直者に水位をチェックするよう電話をしたが、当直者は電話に出なかった
・心配した村民が実際にダムに行ってチェックしたところ、水位はすでに警戒線を遥かに超えた状況だが当直者は寝ていた
・起こされた当直者は慌ててダムのゲートを上げて放水しようとしたが、水圧がすでに大きすぎたため、ゲートは上げられなかった
・当直者はすぐに水利局に電話で報告し、スタッフは午前3時ごろダムに到着
・しかし水利局はダムが決壊する寸前にあるとの通知を出したのは朝6時だった
・そのため下流にある村はほとんど避難が間に合わず、多くの死者を出してしまった
・ダムを見に行った大河村の村民は夜中に急いで村に戻り、村全体に通知したため、ほとんどの村民が死から免れた
・ダム決壊の原因は中国メディアの報道では停電のためダムのゲートが動かず放水が出来なかったとされている
・村民が具体的な死者数と行方不明者数を政府に伝えているにもかかわらず、災害発生後、政府各級職員やメディアは現場に来ることもなく、タイムリーな報道もなされなかった
・政府の救済チームや救援物資が現地に到着したのは3日後だった
・政府系の報道では20人死亡とされているが、現地住民の話では遥かに超えている
・事前の通知は二つの村にしか届かなく、死亡した人数は2千人以上に上る
・「流された人が多く、土砂に埋まっている人も多い。現在、土砂の中から死者を掘り出している」
・鎮の古い街で1日だけで死者を載せた十数台のトラックを目撃した
・数人の救援兵が救助活動中、洪水に流されていった
・これらの町では現在多くの場所で強い死臭が漂っている
・多くの人に原因不明の赤い発疹が出ており、疫病の不安が広がっている
 
 
 
【8】三峡ダム決壊の脅威
 
 
個人ブログ「正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現」
 
・四川省は水力発電が支那で最も盛んな地域でダムが特に集中しており、地震によってダム被害の報告が多数出ている
・四川省に隣接する重慶市内でも17のダムに亀裂が入るなどして修理が進められている
・震源地のある四川省アバ・チベット族チャン族自治州だけでも396カ所のダムが集中
・全部で391カ所のダムで破損が発見されている
・死傷者が多く出た紫坪舗ダムでは堤頂部に亀裂が入り一部が沈下したため発電不能
・紫坪舗ダムの水位はその後異常に上昇して極めて危険な状況
・水利省は14日ダムの安全確保のために緊急水路をつくって緊急放流を開始
・地震がダムに及ぼす影響は損壊や停電だけでなく、山崩れで土砂が大量にダム湖に流れ込んで洪水を誘発するケースや最悪のケースではダムが決壊して下流域が大洪水となる
・紫坪舗ダムは2006年に完成した最新鋭の多目的巨大ダム
・総貯水量は黒部ダムの約6倍、日本最大の徳山ダムの約2倍
・水利省は紫坪舗ダムが決壊すれば約9キロ下流にある人口約60万人の都江堰市が、完全に水没する大災害になるとして対策を急いでいる
・緊急放流のほか亀裂を埋めるためダム上部より砂やコンクリートを投入している
・総貯水量11億トンの紫坪舗ダムで60万人以上が犠牲なら、揚子江中流に建設した総貯水量393億トンの三峡ダムが決壊すれば、その災害は想像を絶する
・三峡ダムでは既にひび割れが見つかっており、地震に関係なくもともと脆いと危険視されている
・ひび割れしてしまったダムの根本的な修理法はなく、強度も元には戻らない
・三峡ダムの下流にある武漢、南京、上海など揚子江流域の巨大都市群の人口は数億人
・脆くて危険といわれている三峡ダムが決壊すれば、300億トンの津波が時速百kmのスピードで揚子江下流域を襲う
・三峡ダムが決壊すれば、死亡者数は1000万人を下らないだろう
 
 
 
【9】中国全土に老朽放置ダム
 

 「危険なダム」増加、年平均68カ所崩壊=管理者いない所も
レコードチャイナ 2013-08-24
 
・2013年8月22日、中国で深刻化するダムの老朽化問題で、05年までに年平均68カ所が崩壊し、採算性が低いため運営が中止され、管理者のいないダムも多いことが分かった
・中国で1950~70年代に造られたダムの寿命は約50年
・造られた当時は素材の品質、建設技術とも低かったため、全国8万6000カ所あるダムのうち4万カ所以上に問題が発生
・ダム崩壊の危機に計179都市が直面している
・08年の四川大地震により、全国8省で計2666カ所のダムが何らかの損傷を受けた
・震源となった四川省ではダム全体の3割に達し、69カ所が崩壊の危機に瀕している
・中国のダム崩壊率は世界平均の4倍以上
・54~05年までに年平均68カ所、計3486カ所が崩壊した
・さらにダム運営の民営化により採算性の低いため運営が中止されるダムも続出
・管理する技術者や専門要員がいないところも増えている
・中国ではダム崩壊で各地で洪水や水害が多発、早急な対策が求められている
 
 
 
【10】崩壊と隠蔽の歴史
 
 
赤紙ダム決壊
新華社新華網 2010年10月11日
 
・2010年10月8日午前5時2分、海南省文昌市会文鎮西部の赤紙ダムが決壊した
・周辺の9村71企業6000人あまりの被災者が閉じ込められ、6137人が一時避難
・まだ、死傷報告はない。
 
板橋・石漫灘ダム決壊事故
Wikipedia より
 
・1975年8月8日板橋・石漫灘ダム決壊事故
・台風3号により河南省一帯は記録的な大雨となり、一日降雨量が1,060ミリと世界で最も多い降水量を記録した
・豪雨に伴い流域の河川が増水、文化大革命時に建設された板橋ダム(総貯水容量:約8億立方メートル)、石漫灘ダムの巨大ダムを始め大小合わせて62箇所のダムが連鎖的に決壊した
・この事故により流域の住民や救援活動を行っていた中国軍兵士ら1,827人が死亡
・全体でも推定26,000人が死亡したといわれている
・原因はこのダムが1957年から1969年まで実施された「大躍進政策」
・人海戦術で建設され、工事全体が欠陥だらけであった
・洪水吐きなどの放流設備がほとんど設けられていなかった
・専門家らが指摘したが中国政府は黙殺、結果的に事故につながった
・最終的には鄧小平の指示によって洪水流下の阻害要因となっていた残りのダムが爆破されることで洪水は収束した
・中国国内ではこの事故を75.8大洪水と呼んで自然災害とし、ダム決壊の事実は報道が全く禁止されて隠蔽された
・この事実は近年明らかになっている。
 
補修後3日目にダム決壊、工事費3000万円は何だった?―中国
サーチナ 2010年5月7日
 
・2010年5月5日湖南省の中秋田ダムが補修後3日目にダム決壊
・同ダムは土を積み上げるアースダムとよばれる古い方式のダム
・老朽化により補修工事に着手、工事が終了して3日目に決壊した
 
 
 
【11】2007年:時限爆弾カウントダウン
 
 
副水利相、「中国のダムは時限爆弾」 - 中国
AFP通信2007年04月20日
 
・2007年4月19日甘粛省のダムが決壊
・「中国各地の数千機のダムの決壊は、時間の問題だ」
・ダム決壊事故では近隣地区一帯が冠水し高速道路が崩壊
・近郊の4村の住民1700人が避難を余儀なくされた
・欠陥を抱えたダムは時限爆弾のようなものだ
・ダム下流地域の住民の生活や資産は深刻な脅威にさらされている
・矯副水利相はダム安全・補強対策として中国全土のダムの修理工事を行うと宣言
・期間は3年をめどとしているが副水利相は非常に大きな任務となると述べている
 
 
 
 いかがでしたでしょうか?
 Googleで「三峡ダム」と入力すると、「三峡ダム 決壊」「三峡ダム 亀裂」などネガティブな検索候補が上がります。驚いたのは、「三峡ダム 2015年」という候補があったこと。極限値2015年は伊達じゃないですね。
 
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
改定履歴
※2015.12.9、タイトル変更、「中国、三峡ダム決壊時の被害は?」>>「中国、三峡ダム攻撃時(決壊時)の被害は?」
※2015.12.9、文章変更(冒頭)、変更前の文章は以下
「三峡ダム決壊時の被害はどうなるのか?
自然災害による決壊の他、内戦や対外戦争による意図的な破壊もあり得ます。
(中台戦争、中印戦争など、最悪の場合は米中戦争でも)
国民を平気で虐殺する国ですから、内戦による意図的な破壊はあり得ます。
攻撃(決壊含む)で下流域の都市が壊滅したら、実際にはどれだけの被害が出るのでしょうか...
でも中国国内のこと。日本人に迷惑がかからなければ、最終的にはそれで良いのですが。
怖いのは原発です。暴発したら放射性物質が日本まで飛んでくるでしょう。
※2015.12.10、「余命ブログの被害予想」追記

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。