余命ブログを読み慣れていない方へ、理解しやすい読み方の順序(タイトル右下の「目次へ移動」から「余命まとめ目次」もご参照ください)
①日本再生計画(計画の概要)  ②敵を分散&個別撃破せよ(対処フロー)  ③以降は興味のある記事からどうぞ

有事の最低限度(有事とは人の命がかかった実戦です)
有事・要警戒リスト ・有事の身分証明は必須 ・武力攻撃やテロなどから身を守るために  おまけ 護身特集

・当ブログはリンクフリーです。詳細はこちら → 自己紹介

2016年9月26日月曜日

米中対立の注目点、南シナ海、中国・九段線、仲裁裁・裁定、各国領有権主張と軍事拠点


 7月中旬から下旬にかけて、国際仲裁裁判所の南シナ海裁定を巡って米中関係が緊迫しました。その後、落ち着いてきたかに見えますが、今度はドゥテルテ比大統領(2016.6.30就任)の親中反米発言などで中国に付け入る隙を与えているように見えます。比を中心として、いずれ再び米中関係が緊迫化する可能性があります。
 そこで前稿に引き続き、復習と研究を兼ねて南シナ海問題の関連記事を出稿いたします。第二回は中国の九段線と仲裁裁判所の裁定、および、南シナ海周辺各国の領有権主張と軍事拠点についてです。参考の一つにしていただければ幸いです。



参考記事  2016.7、南シナ海裁定を巡る米中緊迫

【警戒情報】 狂人NHK、敵国・北朝鮮の暗号数字を夜7時全国ニュースで報道 2016.7.20
【警戒情報】 余命さん「今週末から花火大会だよ」(ニュース追加2016.7.19~25)
【警戒情報】 じゃあのさん「12日、世界情勢が動くぞ」(ニュース追加2016.7.11~18)



シリーズ予定記事

米中対立の注目点、台風の目・ドゥテルテ比大統領 2016.9.25
・南シナ海、九段線と第一列島線、第二列島線
…第一列島線:日本列島、台湾、比
…第二列島線:小笠原諸島、米国領マリアナ諸島(米軍グアム基地を含む)
・南シナ海の不沈空母
…台湾実効支配、太平島
…中国実効支配、南沙諸島・人工島、西沙諸島・永興島、その他
・南シナ海の仲裁裁判
・南シナ海、日中台比越の軍事力比較
・米国FRB金利と中国軍拡
・中国主導AIIBと人民元SDR入り
・南シナ海問題、日米の役割
・その他(TPPなど)





以下、本文

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目次

参考情報  南シナ海を中心とした地理的要件

1.南シナ海、中国の九段線と仲裁裁判所の裁定

2.南シナ海、各国の領有権主張

3.南シナ海、各国の軍事拠点
3-1.全体像
3-2.スカボロー礁と比・スービック基地
3-3.西沙諸島、南沙諸島



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

参考情報  南シナ海を中心とした地理的要件

ロイター
トップページ >> ワールド >> 中国
(引用以上)



トランプさんと「太平洋の要衝グアム」と日本
夢老い人の呟き 様、2016-06-02記事
アメリカの西太平洋戦争計画と自衛隊の変質
アジアと小松 様、2015年08月27日記事
(引用以上)



中国海軍の戦略(1)
家宅な日記 様、2011年04月26日記事
(引用以上)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1.南シナ海、中国の九段線と仲裁裁判所の裁定

仲裁裁判所が否定した九段線とは?
BLOGOS、2016年07月12日 20:12(dragoner様)

 中国が南シナ海全域に管轄権を主張して引いた「九段線」について、フィリピンが仲裁裁判所に提訴していた裁判で、仲裁裁判所は一二日中国側の主張する「九段線」に法的根拠がないとする判決を下しました。
(中略)
 
信濃注:
ロイター、トップページ >> ワールド >> 中国
(引用以上)
(信濃注、以上)

 中国も加盟している国連海洋法条約では、沿岸国の基線(領海の基準となる線。おおむね海岸線と思って下さい)から12海里(約22km)以内を沿岸国の主権が及ぶ領海とし、200海里(約370km)以内を排他的経済水域(EEZ)として、沿岸国に資源や開発の排他的権利を与えています。
 ところが、九段線の範囲は、仮に南沙諸島を中国が領有すると認めたとしても、EEZでもここまで広くはなりません。'''九段線の範囲は現行国際法上の何に基づいているかが不明'''なのです。中国は南沙諸島の領有権、領海やEEZに加え、今回裁判で否定された南シナ海の「歴史的権利」を持つとしていますが、それで何が得られるかが曖昧なのです。
 そもそも、九段線の元となる線を最初に引いたのは、現在の中国(中華人民共和国)ではなく、戦前の中華民国政府でした。1930年に中華民国政府が発行した地図で南シナ海の島嶼の領有権が主張され、続いて1947年に「中国の権威が及ぶ範囲の限界」として、南シナ海に11の区画線からなる「11段線」を引きました。1953年には2つの線が削除され、現在の九段線の形になりました。
 つまり、現在の中国は、かつての中華民国の立場を受け継いでおり、中国のネットサービスの地図にはデカデカと九段線が描かれています。
 ところが、この11段線、九段線を引いた側の中華民国(現在の台湾)も、中華人民共和国も、九段線の法的な意味を未だに明らかにしていません。誤解されがちですが、領有権の主張ではなく、「管轄権」であり、これが具体的にどういう権利を主張しているのか、よく分かっていないのです。

 この九段線の法的意味合いについては、中国内外でも議論されてきましたが、その中で出ている意見に、「外交に戦略的曖昧さを持たせることで外交で取れる行動の幅を拡げるため」という推測があります。最近になって、これを裏付ける発言が、6月に開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ対話)に参加した中国政府関係者から出ています。

「姚云竹少将は「シャングリラ対話」の一環として4日に開かれたセミナーで「中国にとって、そしてその他の領有権主張国にとって、曖昧さが良いことかもしれないと今なお考えている」と発言。「その結果、中国など領有権主張国にとって動ける余地が広くなり、妥協する余地が広くなる」と述べた。」
ウォール・ストリート・ジャーナル「南シナ海「九段線」、曖昧さはいつまで持つか」

信濃注:
南シナ海「九段線」、曖昧さはいつまで持つか
ウォール・ストリート・ジャーナル、2016年6月6日 10:09 JST
(以上)

 つまり意図的に曖昧にすることで、出せる手札を多くするという手のようです。もっとも、今回の判決で国際的には中国の歴史的権利は否定されました。この後、中国がどのような反応を見せるかですが、南シナ海の緊張が高まるかもしれず、注視が必要です。
 日本では尖閣諸島の問題ばかり注目されがちですが、南シナ海は周辺国家にとっても重要なのはもちろん、日本を含む東アジアの国にとっては、中東・ヨーロッパからくる船のほとんどが通過する重要な海域です。平和安全法制の審議で例に出されたホルムズ海峡以上に重要な海域なのは自明で、一国がここの管轄権を主張する事態は日本の安全保障上の重大問題になり得ます。
 せめて、尖閣並に注目されてもよいのではないでしょうか。

【参考】

吉田 靖之 「南シナ海における中国の「九段線」と国際法」海幹校戦略研究 2015 年6 月
佐々木 健 「中国の南シナ海進出と国際社会の対応 」参議院事務局企画調査室
上の2論文はネットで見られる中で、南シナ海問題の整理に役立ちます。特に上は国際法上の議論や歴史的権利にも触れており、大変参考になりました。

李克強「中国と周辺国家の海上国境問題 」『境界研究』No.1
また、現在中国共産党序列2位の李克強首相が副総理時代に書いた論文は、中国の主張の整理に役立つと思います。
(後略)
(引用以上)



wikipedia-九段線

 九段線(きゅうだんせん、英語: Nine-dash Line)、またはU字線、牛舌線は、南シナ海の領有権問題に関して、1953年から中華人民共和国がその全域にわたる権利を主張するために地図上に引いている破線である。断続する9つの線の連なりにより示される。
 1947年に中華民国が同様の目的で、地図上に引いた11本の線(十一段線)から2線を除去し、1953年に新たに書き直されたものである[1]。中華民国(台湾)では十一段線の主張を継続している[2]。その形から「(中国の)赤い舌」とも呼ばれている[3][4]。
 九段線とその囲まれた海域に対する中国主張の歴史的権利について、2016年7月12日、ハーグの常設仲裁裁判所は「法的根拠がなく、国際法に違反する」と判断を下した[5][6][7][8]。

>> 九段線の位置

「九段線」が引かれる位置は、時計回りに以下の通り。
1.バシー海峡
2.北ルソン島トラフ
3.マニラ海溝
4.南沙群島とフィリピンの間
5.パラワントラフ
6.南沙群島とマレーシアの間
7.南沙群島とインドネシアナトゥナ諸島の間
8.南沙群島とベトナムの間
9.西沙群島とベトナムの間

>> 歴史 >> 中華民国の「十一段線」

 第二次世界大戦の後、中華民国海軍は南シナ海海域の島嶼を使用し始め、水文学調査を行った[9]。1947年12月1日、中華民国の内政省地域局が作成し、国民政府が議決・公布した『南シナ海諸島新旧名称対照表』及び『南シナ海諸島位置図』には、11段のU字線が中華民国の領海として取り囲まれるように描かれていた。

1947年に中華民国が示した“十一段線”

>> 歴史 >> 中華人民共和国の「九段線」

 1953年以降、中華人民共和国がベトナム戦争当時支援していた北ベトナム軍のトンキン湾内にある島でのレーダー建設などの活動を妨げないよう、自国の安全保障政策と整合させるべく前述の十一段線のうちからトンキン湾付近の点線2つを除去し、新たに九段線へと書き直された[10]。
中華人民共和国が主張している“九段線”(緑色)

>> 意義

九段線に対する法的解釈は大体以下の4つがある[11]。

・島嶼帰属の線
…線内の島嶼、東沙群島、南沙群島、中沙群島と西沙群島を含み、及び周辺海域は中国に属しており、中国がこれを管轄し、統制する。
・歴史的な権利の範囲
…線内の島、礁、浅瀬、砂洲は中国領土であり、内水以外の海域は排他的経済水域と大陸棚となる。
・歴史的な水域線
…中国は線内の島、礁、浅瀬、砂洲及び周辺海域の歴史的権利を有するのみならず、線内のすべての海域が中国の歴史的な水域とされる。
・伝統疆界線(国境線)
線内の島、礁、浅瀬、砂洲及び周辺海域は中国に属しており、線外の区域は公海または他国に属する。

>> 権利争議 >> 権利主張国

 豊富な漁場や石油、天然ガス資源、重要な航路帯によって、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア、ブルネイなどが中国と対立しはじめ、南シナ海の領有権も主張している[14]。諸国は中国が一方的に設定した九段線を認めず[15]、国連海洋法条約に基づいて、それぞれ自国の領有権を主張している[16]。

>> 権利争議 >> 中比仲裁裁判所判断

 中国の九段線内側海域に対する歴史的権利の主張について、フィリピンは国連海洋法条約に基づきオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に、その違法性を申し立てていた[17]。
 2016年7月12日裁定が下り、仲裁裁判所は中国の権利主張に「法的根拠がない」と判断した[5][6][8][18]。フィリピンの「人工島周辺には排他的経済水域はない」という主張が認められると同時に[8]、南沙諸島とスカボロー礁にあるすべてのリーフは、法的には排他的経済水域および大陸棚を生成しない「岩」と結論づけた[18]。
 十一段線を主張してきた中華民国(台湾)も蔡英文政権は「裁定は台湾の権利を傷つけるもの」などと反発して軍艦を派遣しており[19][20]、判決文に「中国の台湾当局」という表現[21]があることにも立法院は抗議している。また、日本との紛糾を避けて7月に予定していた日台海洋協力対話を延期した[22]。
 フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領はかねてから「判決の結果は誇示しない」意向を示していたため[23]、「戦争という選択肢はない」[24]として中国と二国間協議を開始すべくフィデル・ラモス元大統領を特使として訪中させると発表し[25]、判決を不服とする中国側もこれを歓迎し[26]、ラモス元大統領も受諾を表明した[27]。ドゥテルテ大統領は就任後初の施政方針演説で南シナ海を「西フィリピン海」と呼ぶ一方、「中国海としても知られている」とするなど中国への配慮を打ち出した[28]。
(引用以上)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2.南シナ海、各国の領有権主張

ロイター、トップページ >> ワールド >> 中国

重複する南シナ海の領有権主張

 6カ国が南シナ海の一部または全域の領有権を主張して争っている。南シナ海は豊富な石油・天然ガス資源が見込まれるため、中国と一部近隣諸国との間で対立が起きている。
 以下は、各国の主張と、自国の沿岸から200カイリまでの排他的経済水域(EEZ)との比較。

信濃注:
グレー線が排他的経済水域(EEZ)。赤、青、緑、黄、紫が領有権主張。
(以上)

(引用以上)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3.南シナ海、各国の軍事拠点

3-1.全体像

仲裁裁判所が否定した九段線とは?
BLOGOS、2016年07月12日 20:12(dragoner様)
(引用以上)





3-2.スカボロー礁と比・スービック基地

スカボロー礁で米中緊張…埋め立て着手の見方も
読売新聞、2016年7月15日(金)8時27分配信

信濃注: 二次ソース
どこまで図に乗る中共支那、南シナ海にミサイル・戦闘機を配備・15
ウォッチャーブログ様、2016年7月13日(水) (恐らく追記分)
(以上)
(引用以上)



wikipedia-スービック海軍基地 >> 歴史
 1884年にスペインがスービックを海軍基地として利用しはじめ、1898年の米西戦争でアメリカ合衆国に管理権が移ったあと、アメリカ海軍の海軍基地として使用された。
 第二次世界大戦に際しては太平洋戦争開戦後の1942年に日本軍に占領されたが、1945年8月に戦争が終結すると共にアメリカ軍により取り戻された。1947年3月14日、アメリカとフィリピンは1991年9月までスービック海軍基地の使用を規定した軍事基地協定を調印した。
 以後も東アジアにおけるアメリカの重要な軍事拠点となり、1975年のベトナム戦争時は重要な出撃地の1つであった。
 基地の使用期限延長に関する交渉中の1991年4月、ピナトゥボ山が活動し始め、6月に大噴火した。スービック海軍基地はピナトゥボ山の近くにあったクラーク空軍基地の兵員の大半とその家族の避難場所になったが、屋根に降り積もった火山灰の重さで建物が倒壊して死者が出るなどの被害を受けた。アメリカ軍はクラーク空軍基地の放棄を決定する一方、スービック海軍基地については10年間の使用期限延長を望んだが、フィリピン上院は拒絶し、両基地は1991年11月26日に返還された。
 アメリカの軍人がフィリピンを去った後、基地はフィリピンのスービック経済特別区 (SBFZ) に変換された。この時期に、ソ連崩壊と火山噴火などによる天災、ミンダナオ島の新人民軍による政治的扇動などが重なったことで、この戦略上の要衝に位置するこの地域において駐留アメリカ軍の軍事的抑止力を失った結果、東沙諸島や中沙諸島の岩礁を他国に奪われたフィリピン政府は[要出典] 2015年の発表で南シナ海での中華人民共和国による環礁埋め立て強行に対応する為、新たに導入したFA-50戦闘機と数隻のフリゲート艦を、スービック地域に再配備すると発表した。
(引用以上)





3-3.西沙諸島、南沙諸島

ロイター、トップページ >> ワールド >> 中国
(引用以上)



【緊迫・南シナ海】中国が南シナ海・パラセル諸島に対艦巡航ミサイル配備 急速に進む軍事拠点化 国際社会はどうすればよいのか 産経ニュース、2016.3.31 10:46更新
(引用以上)



台湾総統 南沙・太平島を訪問 南シナ海の領有権アピール
毎日新聞(電子版)、2016年1月28日20時24分
(引用以上)



【中国軍事情勢】まもなく任期を迎える台湾・馬英九総統が、南沙諸島・太平島を訪問したのはなぜなのか? 産経ニュース、2016.2.7 08:00




 太平島は台湾本島南部から約1600キロ、面積0・51平方キロの島で、自然にできた島としては南沙諸島で最も大きい。1932年にインドシナ半島を統治していたフランスが占領。30年代末に日本が占領して領土に編入し、戦中は潜水艦の基地を置いた。
 中華民国は終戦後の46年11月に軍艦4隻を派遣し南シナ海の島嶼を接収。同島の名前は、同12月12日に同島を接収した軍艦「太平」に由来する。同艦は米海軍のエバーツ級護衛駆逐艦デッカーが45年8月に中華民国海軍に移籍されたものだ。
 国共内戦に敗れ台湾に逃れた国民党政府は50年6月、距離が遠く水や食料の補給が難しいことから同島から撤退。その後、フィリピン人が占拠したものの、56年に海軍陸戦隊を派遣して奪還し、それ以降は台湾が実効支配している。
 2000年には海岸巡防署が設立され、海軍から同島を引き継いだ。15年末現在、100人超の署員が駐留している。行政区分上は高雄市旗津区に所属しているが、ベトナム、フィリピンも領有権を主張している。

滑走路も整備

 台湾当局は05~07年末にかけ、同島の中央部を横断する形で幅30メートル、長さ1195メートルの滑走路を建設した。台湾はベトナム、マレーシア、フィリピンに次ぎ南沙諸島で滑走路を保有することとなり、海路で7~9日を要した移動時間は大幅に短縮された。
 米戦略国際問題研究所(CSIS)の資料によると、南沙諸島では、ベトナムがスプラトリー(越名チュオンサ、中国語名・南威)島に550メートル、フィリピンはシトゥ(比名パグアサ、中国語名・中業)島に1000メートル、マレーシアはスワロー礁(マレー語名ラヤンラヤン島、中国語名・弾丸礁)に1368メートルの滑走路をそれぞれ整備している。
 スプラトリー島以外の3カ所(太平島含む)は、輸送機と哨戒機に加え戦闘機が離着陸できる。一方、中国がファイアリー・クロス(永署)礁を埋め立てて建設した滑走路は3000メートルで、轟6大型爆撃機の離着陸も可能としている。
 同研究所は、太平島に哨戒機P3Cを配備すれば、南シナ海からマラッカ海峡を越えて一部、インド洋までが哨戒範囲に、F16戦闘機を配備すれば南シナ海全域が作戦行動半径に入るとしている。

エビアン級の淡水

 総統府の発表によると、島内には4カ所の井戸があり、1カ所は淡水魚の養殖に利用。残り3カ所で1日当たり65トンの淡水が湧出しており、うち1カ所の水質はフランスの有名なミネラルウオーター「エビアン」に近いという。このほか、菜園では10種類の野菜や果物を栽培。鶏舎や医療施設もあり、一定の部隊が長期間滞在できる条件は整っている。
 台湾当局は15年末までに約3000トン級の船舶が停泊できる埠頭(ふとう)を整備し、滑走路の改修や燃料タンクの増設も行った。馬総統は太平島の「平和利用」を訴え、周辺海域での捜索・救難の拠点にしたいとしている。
 ただ、空母を持たない台湾が、南シナ海全域をカバーできる場所にに“浮沈空母”を保有している意義は大きい。中国が南シナ海の岩礁を埋め立てて人工島の建設を進める中、馬総統の訪問で、その戦略的な価値が改めて注目されたことは間違いなさそうだ。
(引用以上)



論プラス:南シナ海と自衛隊 尖閣周辺とは事情が違う=論説委員・佐藤千矢子
毎日新聞 2015年12月22日 11時11分
(引用以上)





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
改訂履歴
なし

2 件のコメント:

  1. クミ トービンです。
    豆腐おかか様のところの偽物、どうにかしてください。
    あの管理人が不甲斐ないので、信濃太郎様に審判になっていただきたく思います。

    返信削除
    返信
    1. これはこれは。アメリカの某県にお住いのクミ・トービン様ですね。
      あらしはジャニーズだけで十分です。

      削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。