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2015年12月20日日曜日

米中冷戦における日本(第5回記事、軍部利権としての朝鮮併合)  余命ブログ以外の分析

「余命まとめ目次」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/blog-post_98.html



「米中冷戦」 余命ブログ以外の分析

余命三年時事日記を理解する助けになるでしょうか。。。



 2ch版の読者様からよい記事(資料)があるという情報をいただきました。本稿ではその記事のまとめを提供いたします。元記事は、全9回に渡る「米中冷戦」に関する分析記事です(2012年記事)。とても長い記事です。
 全てを細かくまとめると長くなり過ぎますので、今回は第5回記事「軍部利権としての朝鮮併合」のまとめのみ提供いたします。ちなみに「軍部利権」とは仮説です。私・信濃は一理あると思っていますが、全面的に賛同するものではありません。「1.簡単まとめ」の「信濃注」欄をご参照ください。
 残りの記事も折を見て少しずつまとめていきたいと思います。

第1回記事「序論」のまとめ http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/1.html
第2回記事「地政学的に恵まれた日本」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/2.html
第3回記事「中華文明が進歩しない理由」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/3.html
第4回記事「朝鮮半島の思考回路」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/4.html
第9回記事「結論」のまとめ http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/9.html





以下、簡単まとめ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1.明治維新、日清戦争、日露戦争と国際情勢

・黒船来航当時(1853)は、弱肉強食の帝国主義世界
…その中で、日本は明治維新、近代化、富国強兵

・露、欧州での南下政策を断念
…そこで、露はアジアでの領土拡大に力を入れる

・日本の危機感と露の領土拡大野心
…どの列強が朝鮮半島を支配するにしても、次は日本にやって来る
…特に怖いのは露、露の領土拡大野心は明白
…現実に文化露寇(1806)や対馬占領事件(1861)などが起きている
…露がシベリア鉄道で軍を送り込み、朝鮮半島にまで勢力を延ばしたら、次は日本が植民地にされかねない

・露の恐ろしさ
…露文明は西洋文明に次ぐほどの科学力
…露は荒っぽい戦争をする
…露はアジア人を人間とは思っていない
 (もっとも当時は、白人以外は人間扱いされないことが普通)

・日本、清と朝鮮に幻滅
…露の領土拡大野心にも関わらず、清も朝鮮も現実を見ず、国内で足の引っ張りあい

・福沢諭吉も匙を投げる
…福沢諭吉は、もともとは朝鮮開花派の熱心な支援者だった
…[脱亜論]より
悪友を親しむ者は共に悪名を免る可らず
我は心に於いて亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり

・そこで、日本は日清戦争(1894)で清と戦い、これに勝利
・しかし、日本が三国干渉に屈服したのを見て、朝鮮王室は露に接近
・そこで、日本は日露戦争(1904)で露と戦い、これに勝利
…これだけ見ると「日本人ってスゴイ!」
…しかし、この勝利は露の勢力拡大を喜ばない関係各国、特に鬼畜の大英帝国(←褒め言葉)のサポートがなければ不可能
…日本の努力や犠牲を過小評価するつもりはない
…しかし、日露戦争をより大きな「戦争」という文脈で見た場合…当時のシーパワー覇権国家「鬼畜の大英帝国」(←褒め言葉)の極東代理店として、ランドパワーの雄・露を撃退したのが日露戦争だったと言える



2.日韓併合

信濃注:
・日韓併合に負の遺産があるということは、戦後の日韓関係を見れば明らか。
 (今となってみれば、朝鮮と深い関わりを持ったこと自体が負の遺産)
・しかし、当時の日本人が、どのような状況で、何を考えて日韓併合を選択したのかまでは分からない。
・元記事の筆者が暗に述べている政策、つまり、大英帝国に倣って、釜山や仁川を、「香港・マカオのように租借して港湾を確保しつつ、防衛ラインと軍事負担を最小限に留めた」政策の場合、露陸軍の南下に即応できただろうか。当時は、航空機が兵器として登場する前の時代である。要衝を押さえられたら、きついのではないか。釜山に守備隊を置くだけでは、それを撃破された場合、対馬は目と鼻の先である。
・もちろん、元記事の筆者が述べている、日韓併合「陸軍利権説」も一理ある。
・日韓併合が朝鮮優遇策だというのはその通りだと思う。
・日本による満州国建国の目的の一つが、朝鮮半島防衛だったというのも事実。
・満州国建国で、大陸国家のデメリットを背負ったのも事実。
 (防衛線の拡大、多面作戦、軍事費の増大)
・満州国建国で、海洋国家のメリットを失ったのも事実。
 (軍事費が軽い、文民統制しやすい、科学技術や産業が発展しやすい)
・兵器の進歩、情勢の変化があったのだから、日本は早く、過去の負の遺産を清算し、二度と繰り返してはいけないと思う。(つまり、朝鮮と縁を切り、関わらない)
(信濃注、以上)



・日露戦争の結果、日本は朝鮮半島(大韓帝国)への支配権を露米英に認めさせた

・日韓併合の謎
…「大韓帝国が条約を無視して勝手に外交し、ロシアを招き入れるから困る」ということは分かる
…伊藤博文を暗殺して、日本国民が怒っていることもわかる
…しかし、その報復がどうして、「日本との併合」なのか?

・大韓帝国の中に、日本との併合を望む人々がいることは理解できる
…当時の日本はロシアに勝ち、列強と認められている
…現に当時の最大政党である一進会は「韓日合邦を要求する声明書」を上奏し、日本に併合されることを強く望んでいる

・日韓併合は、日本側に全くメリットがない
…当時の大韓帝国は破綻状態、国は借金まみれ、教育もインフラもなく、産業もない
…当然、併合の費用負担は日本国民に回ってくる
…おまけに、国境を露と接することになり、陸軍を維持する費用が重くのしかかる
…今の北朝鮮を併合するようなもの
…そんなことを当時の日本国民が本当に支持したのか

・日韓併合は超優遇策
…日本の方が属国に見える超優遇策
…例えば鬼畜の大英帝国(←褒めてます)であれば、釜山や仁川を香港・マカオのように租借して港湾を確保しつつ、防衛ラインと軍事負担を最小限に留めただろう
…海洋国家としては海上交通の安全を確保することが最優先、その先にある大陸のもめごとに首を突っ込むのは自殺行為

・そこで、ひとつの仮説を立てる
…1.戦争が終わって大陸から撤退すれば、陸軍は予算が大幅に削られる
…2.それは朝鮮半島に利権を持っている他の人々にとってもマズイ
…3.利権を確保するためには朝鮮半島を併合し、「国防費」として聖域化してしまえば良い
…この仮説は、日本から資金と技術を頂戴したい、朝鮮半島の勢力と利害が一致
…本当は、台湾の方が海洋国家にとって重要だが、そちらは陸軍などの大陸利権につながらないため捨て置かれた、という仮説

・日本は、伊藤博文暗殺(1909)と朝鮮併合の時点で、既に海洋国家としての道を誤った

・日本式植民地経営の特色
…「教育やインフラを整えて民族が自立できることを目指した」
…欧米の苛烈な植民地支配と違ったものだったことは、戦後に独立した各国がそれなりに発展していることからも伺える

・朝鮮半島の経営
…朝鮮半島は資源があるわけでもなく、日本からの持ち出しでインフラを整備
…東北の農民が飢えても、朝鮮半島の支援を優先
…「ロシアの脅威に備える」というお題目があるとはいえ、やはり異常な優遇

・日本は朝鮮半島防衛のために満州国を建国
…なぜだか朝鮮半島を併合してしまったため、その防衛のために日本は満州国を建設せねばならなかった
…防衛線の拡大、多面作戦、軍事費の増大と、大陸国家の重荷を背負うことになる
…海洋国家のメリットとして、「軍事費が軽い」、「文民統制しやすい」、「科学技術や産業が発展しやすい」を挙げたが、陸軍が肥大化して恒常的に予算を取るようになれば、それらは失われる
…国際協調は損なわれ、租税負担は重くなり、科学技術が停滞し、独裁的な行動を取るようになる

・もしかしたら、日本人の思考回路に小中華思想が「転写」されたのかもしれない
…願望ばかりが先に立って、現実的な判断は失われる
…日本は次第に海洋国家と敵対するようになり、ついには対米戦へと踏み切った





以下、元記事

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米中冷戦における日本(5):軍部利権としての朝鮮併合

「ワイルドインベスターズ ブログ 「それを教えちゃマズイだろ!」」様
2012年8月31日記事「米中冷戦における日本(5):軍部利権としての朝鮮併合」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/5.html



 日本に黒船がやってきたとき(1853)、世界は弱肉強食の帝国主義でした。
 産業革命によって西洋とアジア・アフリカの科学力・産業力格差は絶望的なまでに開き、列強が資源と市場を確保するため植民地を広げる時代でした。武器や輸送技術(蒸気船・蒸気機関車など)が発達し、東洋の大国であるインドや清までもが収奪の対象になりました。
 最後はいよいよ日本の番です。日本も最初、西洋列強を追い払おうとしました(尊王攘夷)。しかし、薩英戦争や下関戦争で「だめだこりゃ」とすぐ悟り、制度改革や外国交易によって富国強兵をはかることになります。こうして明治維新が始まり、日本は西洋的国民国家を作ると同時に近代化をなしとげました。
 一方、ロシアはオスマントルコの弱体化につけこんで南下政策を進めていました。しかし、クリミア戦争(1853年)では英仏との産業力の差を思い知らされ、露土戦争(1877年)では一定の成果を収めたものの各国の警戒を呼んで欧州における南下政策を断念します。
 そこでロシアは、アジア方面の領土拡大に力を入れます。清の弱体化に伴い、すでにアイグン条約(1858年)と北京条約(1860年)で外満州と現在のロシア沿海州を手に入れています。

 日本には危機感がありました。
 どの列強が朝鮮半島を支配するにしても、次は日本にやって来る。
 特に怖いのはロシアです。ロシア文明は西洋文明に次ぐほどの科学力があり、荒っぽい戦争をします。そしてアジア人を人間とは思っていません。もっとも当時、白人以外は人間扱いされないことが普通でしたが。現実に文化露寇(1806)や対馬占領事件(1861)などが起きており、領土拡大に関して野心満々であることは明白です。
 そのロシアがシベリア鉄道を使って軍を送り込み朝鮮半島にまで勢力を延ばしてきたら、次は日本は植民地にされてしまうかもしれません。自分よりも優れた文明がすぐ隣にやって来ることの恐怖があったのです。
 それなのに清も朝鮮も現実を見ようとせず、国内で足の引っ張りをするばかりです。当然、「アジアが団結して西洋に対抗しよう」という人々もいました。これは興亜論とかアジア主義と言われます。しかし思想の世界にどっぷりと漬かって現実を見ない清や朝鮮の態度は、次第に幻滅へと変わって行きます。
 朝鮮開花派の熱心な支援者だった福沢諭吉は、甲申事変(1884)での金玉均処刑にショックを受けました。その後論説で「だめだこりゃ」と完全に匙を投げました。

[脱亜論より]
悪友を親しむ者は共に悪名を免る可らず。
我は心に於いて亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり

 そこで日本は日清戦争(1894)で清と戦い、これに勝利。朝鮮半島から清の影響力を排除し冊封体制から脱却させました。清との戦争を「楽勝」と誤解している人も多いようですが、陸奥宗光などは最後まで楽観していなかったようです。それまでは清こそが東アジアの大国であり日本など取るに足らない存在だと思われていたのが、これを境に見る目が変わりました。
 しかし日本が三国干渉に屈服したのを見て朝鮮王室はロシアに接近。高宗はロシア公使館で1年ほど執務をし、ロシアをはじめ列強に利権を提供する事件が起こります(露館播遷)。高宗は日中露に対抗して皇帝を名乗り、国名を朝鮮国から大韓帝国に変更(1897)。自国を同ランクに格上げしながら列強の相互牽制による独立維持をはかります。
 せっかく戦争までして中国の影響を排除したのに、肝心の朝鮮自らがロシアを招き入れるので日本にとっての軍事的脅威はなくなりません。
 そこで日本はロシアと戦い、これに勝利します(日露戦争1904)。日露戦争は近代戦において有色人種が白人に、近代的立憲君主国が前近代的専制国家に勝利したという意味で世界に衝撃を与えました。

 これだけ見ると「日本人ってスゴイ!」と思います。
 確かにこの時代、多くの人材が能力をフル活用しながら困難な時代を乗り切ってきました。黄色人種ながら植民地化されることなく列強側に回れたことは、誇って良いと思います。
 しかしこの勝利はロシアの勢力拡大を喜ばない関係各国、特に鬼畜の大英帝国(←褒め言葉です)のサポートがなければ不可能でした。大英帝国は自国の利権を守るために欧州、中央アジア、東アジアなど各所で「ロシア封じ込め」に動いており、その点で日本と利害が一致したのです。日英同盟(1902)は日本に対しかなり好意的な内容でした。日露戦争でも中立を装って他国の参戦を牽制しながら、兵器・諜報・妨害・宣伝・資金調達などで日本側が有利になるよう動きました。
 日本の努力や犠牲を過小評価するつもりはありません。実際に戦闘においてロシア軍を叩いたのは日本軍です。しかし、より大きな「戦争」というコンテクストで見た場合、当時のシーパワー覇権国家「鬼畜の大英帝国」(←褒めちぎってます)の極東代理店として、ランドパワーの雄ロシアを撃退したのが日露戦争だったと言えるでしょう。

 この戦争の結果、日本は朝鮮半島(大韓帝国)に対する支配権を露米英に認めさせました。
 桂タフト協定によれば、桂は日露戦争の原因を韓国政府(大韓帝国)の外交のせいとしており、このまま放置すれば他国と勝手に条約を結んでまた日本を戦争に巻き込むだろうとしています。この認識に基づき大韓帝国の外交権は接収され、事実上日本の保護国となりました。
 大韓帝国はその後もハーグ密使事件(1907)のように勝手に外交しようとしたため、日本が内政権も掌握。軍隊を解散させました。
 Wikipediaなどを調べると「度重なる韓国側の条約無視により、日本では併合賛成派が優勢となっていた。併合に慎重だった伊藤博文の安重根による暗殺(1909)によって日本国民は怒り、1910年の日韓併合につながった」とあります。

????? わけがわからない  ?????

 「大韓帝国が条約を無視して勝手に外交し、ロシアを招き入れるから困る」ということはわかります。伊藤博文を暗殺して、日本国民が怒っていることもわかります。
 しかしその報復がどうして、「日本との併合」なのでしょうか?

 当時の日本はロシアに勝ち、列強と認められています。有色人種からはもちろん白人からも一目置かれ、後には国際連盟の常任理事国になります。だから大韓帝国の中に、日本との併合を望む人々がいることは理解できます。現に当時の最大政党である一進会は「韓日合邦を要求する声明書」を上奏し、日本に併合されることを強く望んでいるのです。
 しかし日本側には全くメリットがありません。
 当時の大韓帝国は破綻した状態にありました。国は借金まみれ。教育もインフラもなく、産業もありません。当然その費用負担は日本国民に回ってくるでしょう。おまけに国境をロシアと接することになり、陸軍を維持する費用が重くのしかかってきます。まるで今の北朝鮮を併合するようなものです。そんなことを当時の日本国民が本当に支持したのでしょうか。

「おまえー!勝手にチョロチョロ外交するな! ロシア人を招き入れるな! よくも伊藤博文公を殺しやがったなあ! 罰としてお前も一等国民にしてやるー! 教育とインフラを整備してやる。俺たちが代わりにロシアと戦ってやるから覚悟しとけー!」

 もはや甘やかしなんてレベルではありません。日本のほうが属国に見える超優遇策です。
 これがたとえば鬼畜の大英帝国(←褒めてますってば)であれば、釜山や仁川を香港・マカオのように租借して港湾を確保しつつ、防衛ラインと軍事負担を最小限に留めたでしょう。海洋国家としては海上交通の安全を確保することが最優先であり、その先にある大陸のもめごとに首を突っ込むのは自殺行為だからです。

 そこでひとつの仮説を立てます。

戦争が終わって大陸から撤退ということになれば、陸軍は予算が大幅に削られてしまう。
それは朝鮮半島に利権を持っている他の人々にとってもマズイ。
この利権を確保するためには朝鮮半島を併合して、「国防費」として聖域化してしまえば良い。

 これは日本から資金と技術を頂戴したい、朝鮮半島の勢力と利害が一致します。本当は台湾のほうが海洋国家にとっては重要ですが、そちらは陸軍などの大陸利権につながらないため捨て置かれた、という仮説です。

 国際協調派であった伊藤博文は、今で言えば海洋派でしょう。それに対して朝鮮併合を押し進めた山縣有朋、桂太郎、寺内正毅あたりは大陸派です。この事件は大陸派(現地民含む)がテロによって海洋派を駆逐し、際限のない大陸覇権主義の口火を切ったとも言えます。
 軍部の暴走といえば五・一五事件(1932)を連想する人も多いでしょうが、「伊藤博文暗殺(1909年)と朝鮮併合の時点ですでに海洋国家としての道を誤った」というのが私の考えです。

 日本式植民地経営の特色は、「教育やインフラを整えて民族が自立できることを目指した」というところにあります。
 本当はちょっとぐらい欧米のように収奪したかったのかもしれませんが、 人種差別反対の旗印をかかげて戦った手前やりにくかったのかもしれません。 あるいはもともと辺境の民なので、他民族を支配することが苦手なのかもしれません。 ともかく欧米の苛烈な植民地支配とは違ったものであったことは、戦後に独立した各国がそれなりに発展していることからも伺えます。
 特に朝鮮半島は資源があるわけでもなく、日本からの持ち出しでインフラを整備しました。東北の農民が飢えても、朝鮮半島の支援を優先しました。「ロシアの脅威に備える」というお題目があるとはいっても、やはり異常な優遇です。今の日本の「外国のために日本人を犠牲にする政策」「東北復興よりアジア支援」と通じるものがあります。

 さて、なぜだか朝鮮半島を併合してしまったため、日本はその防衛のために満州国を建設しなくてはなりませんでした。防衛線の拡大、多面作戦、軍事費の増大と大陸国家の重荷を背負うことになったのです。
 海洋国家のメリットとして「軍事費が軽い」「文民統制がしやすい」「科学技術や産業が発展しやすい」を挙げましたが、陸軍が肥大化して恒常的に予算を取るようになればそれらは失われます。国際協調は損なわれ、租税負担は重くなり、科学技術が停滞し、独裁的な行動を取るようになります。
 もしかしたら日本人の思考回路に小中華思想が「転写」されたのかもしれません。願望ばかりが先に立って、現実的な判断は失われます。日本は次第に海洋国家と敵対するようになり、ついには対米戦へと踏み切りました。

(続く)



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引用元:

「ワイルドインベスターズ ブログ 「それを教えちゃマズイだろ!」」様
2012年8月23日記事「米中冷戦における日本(1):序論」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-1108.html
2012年8月24日記事「米中冷戦における日本(2):地政学的に恵まれた日本」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/2-9dbe.html
2012年8月27日記事「米中冷戦における日本(3):中華文明が進歩しない理由」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/3-5770.html
2012年8月29日記事「米中冷戦における日本(4):朝鮮半島の思考回路」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/4-49ee.html
2012年8月31日記事「米中冷戦における日本(5):軍部利権としての朝鮮併合」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/5.html
2012年9月3日記事「米中冷戦における日本(6):日本が韓国に甘い理由」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/6-ca1c.html
2012年9月4日記事「米中冷戦における日本(7):日韓、米日、沖縄の相似形」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/7-db2e.html
2012年9月11日記事「米中冷戦における日本(8):「戦利品」としての日本の価値」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/8-1210.html
2012年9月17日記事「米中冷戦における日本(9終):中韓朝との冷戦か、米英とのリアル戦争か」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/9-3553.html

ブログ主様のプロフィール(公開情報、2015.11.14時点)
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1行紹介
「日本を投資大国にする!」ために情報発信しているプロ投資家です。
自己紹介文
「投資や国際情勢に関するディープな話題を中心に、人生に役立つ与太話を提供します。
ごく片手間ですので、忙しさに応じて更新回数が変わります。基本的に引きこもりのオタクですから、コメントに対する返事はあまり期待しないでください(笑)。」



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改訂履歴
※2015.12.20、解説追記(分かりやすくするため)、「1.簡単まとめ」>>「1-2.日韓併合」>>「信濃注」>>「・大英帝国に倣って、釜山や仁川を・・・」に追記、追記後「・元記事の筆者が暗に述べている政策、つまり、大英帝国に倣って、釜山や仁川を・・・」
※2015.12.20、解説変更(分かりやすくするため)、「1.簡単まとめ」>>「1-2.日韓併合」>>「信濃注」欄、「・もちろん、元記事(本まとめ)で述べられている、日韓併合「陸軍利権説」も一理ある。」>>「・もちろん、元記事の筆者が述べている、日韓併合「陸軍利権説」も一理ある。」
※2015.12.22、解説追記(分かりやすくするため)、「1.簡単まとめ」>>「1-2.日韓併合」>>「信濃注」>>「・日韓併合に負の遺産があるということは、戦後の日韓関係を見れば明らか。」に追記、追記内容「(今となってみれば、朝鮮と深い関わりを持ったこと自体が負の遺産)」
※2015.12.25、「要約」を要約集に移動

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