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2015年12月18日金曜日

米中冷戦における日本(第4回記事、朝鮮半島の思考回路)  余命ブログ以外の分析

「余命まとめ目次」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/blog-post_98.html



「米中冷戦」 余命ブログ以外の分析

余命三年時事日記を理解する助けになるでしょうか。。。



 2ch版の読者様からよい記事(資料)があるという情報をいただきました。本稿ではその記事のまとめを提供いたします。元記事は、全9回に渡る「米中冷戦」に関する分析記事です(2012年記事)。とても長い記事です。
 全てを細かくまとめると長くなり過ぎますので、今回は第4回記事「朝鮮半島の思考回路」のまとめのみ提供いたします。
 残りの記事も折を見て少しずつまとめていきたいと思います。

第1回記事「序論」のまとめ http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/1.html
第2回記事「地政学的に恵まれた日本」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/2.html
第3回記事「中華文明が進歩しない理由」 http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/12/3.html
第9回記事「結論」のまとめ http://yomeinomatome.blogspot.jp/2015/11/9.html





以下、簡単まとめ

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1.朝鮮人の思考回路

・朝鮮人は特殊な思考回路を持っている
…少なくとも我々が、彼らを「誤解」していたのは事実
…ここでは、日本と比べてどちらが正常・異常という判断はしない

・朝鮮人の思考回路には以下の傾向が見られる
…1.極端な事大主義と恨(ハン)の文化
…2.「事実」より「彼らにとっての真実」がすべて
…3.文化的には最優秀という自負
…4.英雄同一化願望
…せっかく事大しても、宗主様が度々、変わるためか



2.小中華思想

・朝鮮半島では、ある意味で中華思想よりも純粋な「小中華思想」ができた
…朝鮮半島は、歴史的にずっと中国の影響下にあった
…そのために、朝鮮半島では仏教の代わりに朱子学を唯一の学問とした
…そのために、朝鮮半島ではある意味で中華思想よりも純粋な「小中華思想」ができた

・小中華思想とは
…「朝鮮は中華とともに世界の中心であり、周辺の蛮族や禽獣をその徳によって服属させている」という考え
…一種の選民思想、あるいは、カースト的世界観



3.日本人の対応

・これまで我々は、彼らを「同じような人間」と考えて以下のような行動を取ってきた
…こちらが譲れば、あちらも譲歩するだろう
…援助すればそれなりに感謝してくれるだろう
…謝罪すれば許してもらえるだろう
…事実や条約を示せば納得するはずだ
…デタラメを言いふらされも世界の人々が信じるはずかない
…そのうち分かってくれるはず

・これら日本的な対応は全て逆効果、問題をこじらせるばかりだった
…彼らのファンタジックな「真実」を、後戻りできないところまで発展させた
…彼らの居丈高な要求をグレードアップする手伝いにしかならなかった

・これまで韓国のことを良く知らなかった人は、彼らの理不尽な態度に怒り出している

・では、なぜ日本は韓国を甘やかし、こんなになるまで放置したのか?
・それを説明するためには帝国主義時代にまで遡らねばならない
…次回以降で分析





以下、元記事

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米中冷戦における日本(4):朝鮮半島の思考回路

「ワイルドインベスターズ ブログ 「それを教えちゃマズイだろ!」」様
2012年8月29日記事「米中冷戦における日本(4):朝鮮半島の思考回路」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/4-49ee.html




 朝鮮半島は地政学的に厳しい場所にあります。というのも海は日本によって、陸はロシアと中国によって塞がれているからです。特に韓国は北を北朝鮮によって塞がれており、まさに「完封」といった感じです。北朝鮮との交流を深めるのでなければ、韓国は海に出てゆくしかないのです。

 下は日韓のEEZ(排他的経済水域)の比較です。世界第6位の広々とした日本のEEZと、押し込まれるように窮屈な韓国がよくわかります。

(←クリックで拡大)
(良く目にする画像ですが、今回はこちらからいただきました)

信濃注:
http://blogs.yahoo.co.jp/gundam_plastic_model_0706/8201762.html(リンク切れ)
(以上)

 中国・ロシアといった強大な大陸国家と陸続きであるということは、それに対抗する陸軍を維持するだけでも相当の負担となります。そのコストを軽くしたいのであれば、強い国の言いなりになるしかありません。朝鮮半島が長いこと中華の属国だったのは、「軍事費の負担に耐えられない」というちゃんとした理由があってのことです。
 一方、海に向かうとこれまた日本という有力な海洋国家と接しています。日本が仮に韓国に意地悪しようと思ったら、シーレーンを塞いで石油などの輸入を止めてしまえば良いのです。ただしそれを決めるのは海上覇権を握っている米国であり、日本の一存で出来ることではありません。

 この状況に対し、彼ら自身が「鯨に囲まれた海老」という表現を使うことがあります。地政学で言うランドパワー(中露)とシーパワー(日米)の境目にあるため、どうしても大国同士がせめぎあう場所になりやすいのです。
 この無理ゲーのような条件で、戦場にされたり緩衝地帯にされたりしながらもよくぞ頑張ってきたものだと思います。

 歴史的に朝鮮半島は、ずっと中国の影響下にありました。
 仏教の代わりに朱子学を唯一の学問としたため、ある意味で中華思想よりも純粋な「小中華思想」ができあがりました。これは「朝鮮は中華とともに世界の中心であり、周辺の蛮族や禽獣をその徳によって服属させている」という考えです。一種の選民思想あるいはカースト的世界観と呼べるでしょう。
 本来は朝鮮も「夷狄」つまり蛮族に属するはずですが、中華と同一化することで自国の格上げを図ったわけです。
 しかし話は次第にややこしくなってきます。
 せっかく世界の中心であるはずの中華に事大(力の強いものに仕えること)しているのに、宗主国である中華様がたびたび他の蛮族にやられてしまうのです。このためか、朝鮮半島の人々の思考回路にはこういった傾向が見られます。

1.極端な事大主義と恨(ハン)の文化

2.「事実」より「彼らにとっての真実」がすべて

3.文化的には最優秀という自負

4.英雄同一化願望



1.極端な事大主義と恨(ハン)の文化

 朝鮮半島において、弱者に味方することは致命的な災厄を招きます。大陸国家かつ属国の常として負けたほうは皆殺しにされるからです。強い者が「黒」と言えば白いものも「黒」。常に強い者に味方して保身を図らなければなりません。
 遼が金(女真族)にやられたら金に事大し、金が元(蒙古族)にやられたら元に事大します。明が隆盛すれば今度は明、その次は清(女真族)にと次々に事大先を変えるわけです。
 強者に従う者の中で相対的に「良い子」でなくてはならないためか、誰かを褒めるときに必ず誰かをけなします。「ドイツは偉い。それに引き換え日本は」のように、誰かを引き合いに出して貶める傾向があります。事大先でもない限り単に褒めることは苦手なようです。

 しかし強者に心から付き従っているかというと、そんなわけではありません。本当は自分のほうが上なのに、今の情勢としては逆らえない。そのストレスを心の中に「恨(ハン)」の情として蓄積し、それを晴らす機会を伺っているのです。
 それはかつての支配者や宗主国に対して特に顕著で、没落した「元主人」に対して苛烈な仕返しをすることが知られています。たとえば朝鮮系日本兵の中国人(元宗主国)に対する暴虐。日本人が半島から引き揚げる際の数々の「逸話」。 韓国の元大統領が逮捕されたり自殺したりで幸福な晩年を過ごすことができないことなどの事例を見ればイメージできるかもしれません。



2.「事実」より「彼らにとっての真実」がすべて

 「我々は世界一である」という彼らの自負心に対し、現実は常にどこかの属国です。
 そのギャップを埋めるために彼らがしたことは、「事実」と「真実」を完全に切り離すことでした。つまり実際に起こった「事実」が何であれ、我々が一番であるという「真実」は変わらない。たとえばある国に人質を出して朝貢したという「事実」はあっても、我々のほうが強大国であるという「真実」は変わらない、という理屈です。
 この「真実」はどうやって決まるかというと、「みんながそう言っている」ということが基準になるようです。単なるデマや誤報であっても、いったん広まったら「真実」として定着し、覆すのは容易ではありません。

 韓国人と歴史について話をするとき、日本側が資料を提示しても「捏造だ!」と言われて話し合いにならないそうです。「真実」はすでに決まっているのだから、それに反論する日本人が出してくる歴史書・地図・条約などは捏造に決まっている。だから読む必要も考える必要もない、というわけです。
 相手が日本人であればむりやり言い分を通せるかもしれません。しかしそのようなマインドで科学技術を発展させることは難しいでしょう。



3.文化的には最優秀という自負

 我々は中華とともに世界最高の民族。完璧な徳をもって周囲の蛮族を従えている。しかし肝心の宗主国である中華は、たびたび蛮族に征服されまったく頼りになりません。それならばむしろ歴史の長さや儒教の伝統において、本家の中華よりも朝鮮半島のほうが優れているんだよね、と考え始めます。
 その「真実」から類推すると、きっと歴史も中華本家より長いんだよね。ということで近年は「ウリナラ9000年の歴史」を誇るようになりました。

お前の国だって何度も征服されとるやないかーい!

というつまらない「事実」を指摘するのはやめてください。そんなものいくら並べたところで「彼らにとっての真実」の前には何の説得力もありません。

 さて、幸いなことに度重なる戦乱により朝鮮半島に昔の記録は残っていない。中国と日本には記録が残っているが、漢字を捨ててしまったので韓国には読める奴がいない。ってえことは、歴史もドラマもクリエイトし放題じゃーん! (*゚∀゚)=3ムッハー!
 ということで、韓国の教科書には「彼らにとっての真実」がごく控えめに盛り込まれています。もっと笑いが欲しい方はこんなところやこんなところでご容赦ください。



4.英雄同一化願望

 強い国や人物に気に入られるためには、そのしぐさや考えを真似することが有効です。いっそのこと一体化してしまいたいと思うかもしれません。
 その思いが昂じ過ぎたのか、今の韓国人には強国の歴史や業績を自分のものと考える傾向があるようです(北朝鮮については不明)。 たとえば「我々(韓国人)が日本に原爆を落として降伏させた」と真顔で言う人がいます。

 また世界で高く評価されているものは、もともと韓国人が発明・発見したものだと言います。「孔子は韓国人」だとか「イギリスは韓国領土だった」とまで言い出すので、ネットではすっかり「韓国起源ネタ」として笑いの定番となっています。
 すごい人と自分とのちょっとした関わりにあやかりたがる栄光浴なんてかわいいもんじゃありません。「それって君とは全然関係ないよね?」というようなものまで関連をクリエイトして「オレって凄い」と誇ってしまうのです。特に日本人は外見が似ており、西洋人に対して「なりすまし」を働きやすいためか、あらゆるものが「起源主張」「乗っ取り」「書き換え」のターゲットになっています。たとえば侍・忍者・剣道・合気道・茶道・折り紙などあらゆる文化が韓国起源であるというものです。
 また各国の「ジャパンエキスポ」に潜り込んで、これらは韓国の文化であると宣伝しています。これは日本文化が西洋で大人気となったため、その人気や歴史をそのまんま横取りしようという動きです。ネットではこれを「文化略奪」として激しく警戒しています。

 これは計画的な乗っ取りなのでしょうか?
 おそらくそうなのでしょうが、 私はときどき「彼らは本当にそう思い込んでいるのではないか?」と感じることがあります。というのもやり方があまりにもバレバレだからです。
 たとえば「孔子は韓国人」だとか「イギリスは韓国領土だった」などと言えば、誰だって韓国人の主張すべてを疑い始めます。日本の文化や歴史を乗っ取りたいのであれば、他国の歴史まで盗むような真似をして疑われないほうがスムーズにできると思うのです。
 しかし「世界がスゴイと言うのなら、それはわが国の功績に違いない。みんながそう言っているのだからこれは真実」という思考回路が根底にあれば、その対象が何であれ「韓国起源の主張」は止まるはずがありません。彼らは本当にそう信じたがっているということです。

 竹島についても同じことが言えます。
 竹島はサンフランシスコ講和条約(ラスク書簡)で認められていない韓国の不法占拠ですが、韓国側が支配しているのだから騒ぐ必要はありません。しかし彼らは聞いてもいないのに外国で「独島は我が領土」と騒ぎ出し、領土紛争があることをアピールしてしまっています。
 彼らは計画的に竹島を取ろうとしているのではなく、(理由は無くとも)竹島はもともと韓国のものだと思い込んでおり、それを日本が奪おうとしていることを恐れてパニックになっているのかもしれません。

(A)計画的乗っ取り  と  (B)疑うことなく自分のものだと信じている

を比較するなら、後者のほうが厄介です。
 前者は「日本は怒らせると怖い」「そうすると利益にならない」「他のことをした方が良い」という利害や損得感情でやめさせることができます。しかし、後者の場合は「誇らしい自分のアイデンティティを根底から覆される」ことになります。
 それがもともと勝手な妄想であっても、彼らにとっては自己を強く否定されるショッキングな出来事です。その瞬間に何をしでかすかわかりません。カルト教団の洗脳を解くぐらいの難易度だと思います。

 このように朝鮮半島の人々は特殊な思考回路を持っています。
 ここでは日本と比べてどちらが正常・異常と判断するつもりはありません。しかし少なくとも我々が、彼らのことを「誤解」していたことは事実です。

これまで我々は、彼らを同じような人間と考えて以下のような行動を取ってきました。

・こちらが譲れば、あちらも譲歩するだろう
・援助すればそれなりに感謝してくれるだろう
・謝罪すれば許してもらえるだろう
・事実や条約を示せば納得するはずだ
・デタラメを言いふらされも世界の人々が信じるはずかない。そのうちわかってくれるはず。

 しかしこれら日本的な対応はすべて逆効果で、問題をこじらせるばかりでした。彼らのファンタジックな「真実」を後戻りできないところにまで発展させ、居丈高な要求をグレードアップする手伝いにしかなりませんでした。
 これまで韓国のことを良く知らなかった人は、彼らの理不尽な態度に怒り出しています。我々のように多少知識のあった者は「みんなようやく気付いたか」と安堵しながらも、まだ彼らを誤解したままトンチンカンな方向に進みそうなことを危惧しています。

 ではなぜ日本は韓国を甘やかし、こんなになるまで放置したのか?
 それを説明するためには帝国主義時代にまで遡らなければなりません。



(定番の参考リンク)

『危機に瀕する日本』第1巻: 文化略奪と歴史歪曲に関する一考察
『危機に瀕する日本』日韓紛争概説 第2巻: セックスと嘘と従軍慰安婦
韓国人の世界

(続く)



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引用元:

「ワイルドインベスターズ ブログ 「それを教えちゃマズイだろ!」」様
2012年8月23日記事「米中冷戦における日本(1):序論」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-1108.html
2012年8月24日記事「米中冷戦における日本(2):地政学的に恵まれた日本」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/2-9dbe.html
2012年8月27日記事「米中冷戦における日本(3):中華文明が進歩しない理由」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/3-5770.html
2012年8月29日記事「米中冷戦における日本(4):朝鮮半島の思考回路」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/4-49ee.html
2012年8月31日記事「米中冷戦における日本(5):軍部利権としての朝鮮併合」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/5.html
2012年9月3日記事「米中冷戦における日本(6):日本が韓国に甘い理由」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/6-ca1c.html
2012年9月4日記事「米中冷戦における日本(7):日韓、米日、沖縄の相似形」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/7-db2e.html
2012年9月11日記事「米中冷戦における日本(8):「戦利品」としての日本の価値」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/8-1210.html
2012年9月17日記事「米中冷戦における日本(9終):中韓朝との冷戦か、米英とのリアル戦争か」
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/9-3553.html

ブログ主様のプロフィール(公開情報、2015.11.14時点)
逆張り投資家
1行紹介
「日本を投資大国にする!」ために情報発信しているプロ投資家です。
自己紹介文
「投資や国際情勢に関するディープな話題を中心に、人生に役立つ与太話を提供します。
ごく片手間ですので、忙しさに応じて更新回数が変わります。基本的に引きこもりのオタクですから、コメントに対する返事はあまり期待しないでください(笑)。」



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改訂履歴
※2015.12.19、「1.簡単まとめ」>>「朝鮮人の思考回路」>>「・朝鮮人の思考回路には以下の傾向が見られる」に解説追記、追記内容「…せっかく事大しても、宗主様が度々、変わるためか」
※2015.12.25、「要約」を要約集に移動

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