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2016年4月11日月曜日

【信濃雑感】 朝鮮戦争再開時の注目点、金正恩政権の行方(妄想です)


朝鮮戦争が再開された場合、どのような展開になるのか非常に気になるところです。
本稿では、朝鮮戦争再開時の注目点の一つ、金正恩政権の行方について「妄想」してみました。

※南北朝鮮の他に日米中露まで関わるため、どのような展開になるのか「考察」できるほどの情報はありません。



1.各国の思惑(前提条件)

参考記事
日米中露韓朝の思惑(妄想です)
代表的な?有事シナリオ(妄想です)
wikipedia-緩衝地帯
…緩衝地帯(Buffer Zone)とは、地政学の用語のひとつで、大国や大きな文化の核に挟まれた諸国・地域のこと。このような地帯を挟むことで、対立する国家間の衝突をやわらげる効果が期待できる。
◎北朝鮮、弾道ミサイル2発発射=ノドン、飛距離650キロ-日米韓首脳会談けん制か
…時事ドットコム ※内容は2014年3月26日掲載時のものです
北朝鮮弾道ミサイルの射程



1-1.北朝鮮

・金正恩政権の存続の鍵は弾道ミサイルと核兵器の死守
…北京をはじめとする各国への外交カード
…北京の脅威に対する抑止力

北朝鮮、金正恩の長期戦略  余命ブログ以外の分析 2016.2.8

・南進の動機
…国力回復のため、南の豊かなインフラ、農地、生産年齢人口が欲しい
…南から日米勢力を追い出したい
…露は南進を援助してくれる「だろう」、露は建国の父でもある(金日成を送り込んだ)
…ただし中国は要警戒、南進で手薄になった隙を狙われる可能性がある

・露も南から日米勢力を追い出したい「はず」
・中国も南から日米勢力を追い出したい「はず」



1-2.中国

・金正恩政権の核兵器を全撤去したい
…北京防衛のため(国民防衛のためではない)
…北京と北朝鮮は地理的に近く、かつ、地続き
…ミサイル搭載できない大型の核弾頭を含めて撤去したい
…ミサイル搭載できなくてもトラック搭載、船舶搭載での核攻撃はあり得る
…北京はノドンの射程圏内
…北京を含む中国のほぼ全土がムスダンの射程圏内

・朝鮮半島全土を支配下に置きたい
…古代からの属国

・できれば済州島も支配下に置きたい(日米に対する戦略拠点になる)
・できれば羅津港も支配下に置きたい(露に対する戦略拠点になる)



※補足

・直接的な脅威は弾道ミサイル
…ノドン、北京が射程圏内、即応性も高い(いつでも撃てる)、wikipedia-ノドン
…ムスダン、ほぼ中国全土が射程圏内、即応性も高い(いつでも撃てる)、wikipedia-ムスダン
…ただし、核弾頭の小型化が必須

・間接的な脅威はトラック搭載、船舶搭載での核攻撃
…トラックの場合、親北の瀋陽軍区と手を組んで越境する可能性がある
…参考記事: 【野口裕之の軍事情勢】習近平指導部は軍の利権を再配分できるか? 「親北朝鮮軍区」のクーデターが先か? 産経ニュース、更新

・中国製迎撃ミサイルは実験段階と見られる
…実戦配備には至っていないと見られる
…実戦配備していても信頼性は疑問(中国製ステルス戦闘機の前例)



1-3.露国

・朝鮮半島を緩衝地帯としたい
…中露は既に国境を接している
…中国への緩衝地帯として最低限、羅津港が欲しい
…(ウラジオストク、ウラジオ艦隊に対する緩衝地帯の確保、中国の脅威排除)
【信濃雑感】 朝鮮戦争再開時の注目点、北朝鮮・羅津港 2016.4.4
…日米への緩衝地帯として、朝鮮半島は有益
…(仮に中国支配下に入った場合でも有益)

・朝鮮半島は金正恩政権である必要はない
…必要なのは緩衝地帯
…反日米政権であればよい
…露の自国防衛のために一定の影響力を保てればよい

・これまでは、日米に対する緩衝地帯として北朝鮮を建国し支援してきた
…朝鮮戦争当時、中国は弱小国家だった
…ソ連から金日成を送り込み北朝鮮を建国
…現在も北朝鮮は親露国家、特に金正恩政権になってからは反中・親露が顕著

・これから先、仮に朝鮮半島全土が中国の支配下に入った場合
…中国が長く生き残った場合、中国の背後で朝鮮半島を支援し一定の影響力を保つ
…中国が潰れた場合、朝鮮半島全土に親露政権を樹立し、あるいは、親露政権となるよう懐柔し、日米への緩衝地帯にすることができる
…中国が潰れた場合、ウラジオストクに対する中国の脅威もなくなる

・朝鮮半島の核弾道ミサイルを撤去したい
…モスクワはテポドン2号の射程圏内



1-4.日米

・対馬海峡を死守したい
…その過程で済州島を死守する可能性が高い
…済州島は軍事的要衝
…朝鮮戦争再開の結果、韓国政府が移転するとすれば済州島の可能性が高い
【信濃雑感】 朝鮮戦争再開時の注目点、済州島 2016.3.22
【信濃雑感】 朝鮮戦争再開時の注目点、釜山(済州島との比較) 2016.3.31

・朝鮮半島の核弾道ミサイルを撤去したい
…日本のほぼ全土がノドンの射程圏内
…アラスカはテポドン2号の射程圏内





2.金正恩政権の行方

2-1.金正恩政権が南下して朝鮮戦争再開(第二次朝鮮戦争勃発)

・北に集中していた戦力が朝鮮半島全土に分散
・戦闘により戦力損耗、弾薬消費

・第二次朝鮮戦争中は、核弾道ミサイル(液体燃料)を即応態勢にしておくだろう
…中国による核兵器接収作戦への牽制
…戦力分散による手薄を狙われる可能性がある

※補足(再録)
…ノドン、北京が射程圏内、即応性も高い(いつでも撃てる)、wikipedia-ノドン
…ムスダン、ほぼ中国全土が射程圏内、即応性も高い(いつでも撃てる)、wikipedia-ムスダン
…ただし、核弾頭の小型化が必須



2-2.金正恩政権が朝鮮半島統一

・この段階で、日米は済州島を死守する可能性が高い
…目的は対馬海峡の死守
…韓国政府が移転するとすれば済州島の可能性が高い



2-3.朝鮮半島統一後、中国主導で金正恩政権を打倒

・(再録)金正恩政権の存続の鍵は弾道ミサイルと核兵器の死守
…北京をはじめとする各国への外交カード
…北京の脅威に対する抑止力

・(再録)北京にとって金正恩政権の核兵器は脅威
…北京と北朝鮮は地理的に近く、かつ、地続き
…ミサイル搭載できなくてもトラック搭載、船舶搭載での核攻撃はあり得る
…(日米中露の中では、中国にとって最も脅威)
…北京はノドンの射程圏内
…北京を含む中国のほぼ全土がムスダンの射程圏内

・加えて、金正恩政権は反中、朝鮮人は狂った民族性

・これらより、中国主導で核兵器を全撤去する可能性が高い
…化学兵器も撤去か
…日米露は何も言わないだろう
…日米露も朝鮮半島の弾道ミサイルの射程圏内
…第二次朝鮮戦争により、金正恩政権が戦力損耗、弾薬消費したタイミングを狙う

・金正恩は、核兵器撤去の前後に中国に暗殺される可能性が高い
…生かしておいても、核兵器を全撤去するだけで金正恩政権はいずれ潰れるだろう
…しかし、潰れるまでに反逆する可能性、謀略を巡らす可能性を完全に失くし、かつ、自軍の被害を最小限に抑えるには暗殺が合理的
…政権高官の裏切り偽装、軍クーデター偽装、民衆蜂起偽装、他
…仮に正面戦争で殺害しようとした場合、隠し持った核ミサイルを北京に撃たれる可能性がある
…露も暗殺に加担する可能性がある

・露は羅津港の支配権を中国から取り上げる可能性がある
…目的はウラジオストクに対する中国の脅威排除と緩衝地帯の確保
…代わりに朝鮮半島を中国の属国と認める
…代わりに金正恩暗殺に加担する
…代わりに朝鮮半島の戦後復興を支援する



2-4.金正恩政権の打倒後、朝鮮半島に親中政権を樹立

・問題は戦後復興資金
…中国は元の増刷で対応するのか
…過度の増刷は元の信用不安(元安)を招く、増刷できるのか
…露は戦後復興にどれくらい関与するのか

・どこかの段階で中国が潰れた場合
…露が親露政権を樹立する、あるいは、親露政権となるよう懐柔する
…(日米側に流れないよう工作する)
…日米は朝鮮半島から撤退し、極力、関わらない



以上、「妄想」でした。興味がある方は妄想してみてください。





おまけ

【予備知識】 北朝鮮の基礎情報 2016.1.7
【信濃雑感】 北朝鮮の手綱を握るのは? 2016.1.7
…↑妄想談義で分かりやすく解説?
【信濃雑感】 北朝鮮核実験を巡る国際情勢のエッセンス 2016.1.11
…↑妄想談義で分かりやすく解説?
北朝鮮核実験を巡る国際情勢、余命記事を踏まえた分析 2016.1.11

※2016.4.12、リンク追加
朝鮮半島情勢、産経ニュース・ヘッドライン(2016.2.16~25) 2016.2.26
【信濃雑感】 北朝鮮を巡る各国の動向(主に弾道ミサイル発射以降、2016.2.7~2.28)
【信濃雑感】 北朝鮮を巡る各国の動向(主に弾道ミサイル発射以降、2016.2.7~3.4)
朝鮮半島情勢、産経ニュース・ヘッドライン(2016.2.26~3.31) 2016.4.3













・2016.3.1、露、対北朝鮮・食糧支援(リンクのみ)



・2016.3.2、国連安保理、北朝鮮制裁決議採択(リンクのみ)
北朝鮮制裁決議、全会一致で採択 国連安保理 朝日新聞デジタル、2016年3月3日01時45分

国連安保理に北朝鮮制裁案提出、「過去20年間で最も強力」と米大使更新

wikipedia-ノドン >> 技術的特徴

wikipedia-ムスダン >> 技術的特徴

中国がミッドコースでの弾道ミサイル迎撃実験に成功か
海国防衛ジャーナル様、2014年07月25日 06:13

中国がミサイル迎撃実験「目的を達成」
日本経済新聞電子版、2014/7/24 18:56

中国、2年前にサードと同じミサイル迎撃実験を実施
東亜日報日本語版、2015.3.28, 07:09



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(本文引用)
・直接的な脅威は弾道ミサイル
…ノドン、北京が射程圏内、即応性も高い(いつでも撃てる)、wikipedia-ノドン
…ムスダン、ほぼ中国全土が射程圏内、即応性も高い(いつでも撃てる)、wikipedia-ムスダン
…ただし、核弾頭の小型化が必須
(本文引用、以上)



wikipedia-ノドン >> 技術的特徴
 ノドンは旧ソ連のR-17 (ミサイル)短距離弾道ミサイルを北朝鮮が拡大改良したものとなっている。全長16m、直径が1.35mで重量16tであり、液体燃料ロケットモータを使用した自走式準中距離弾道ミサイルで液体燃料は常温保存液体式、ペイロード約0.8t〜1.2t、CEP(半数命中半径)は190m〜2,500m、発射母体は車両や固定発射施設サイロとなっている。
 誘導方式は、R-17 (ミサイル)が積載している3基のジャイロスコープが1組になった慣性誘導装置を使用している。FASによれば最近北朝鮮版R-17でCEP50m、ノドンでCEP 190mと判明したとされており、"Previously thought to be several thousand meters"と記載されている。民生用のGPSを悪用してCEPを向上させている可能性があるとされている。
 ノドンは液体燃料ロケットモータを使用するが、液体酸素・液体水素燃料と違い、1時間ほどで燃料注入が可能で、即応性もそれなりにあり、常温保存可能なものである。酸化剤は抑制赤煙硝酸、燃料は非対称ジメチルヒドラジンと見られている。また赤煙硝酸は腐食性が強く、腐食性を抑制するためフッ化水素等を0.6%混合した抑制赤煙硝酸を使っている。耐食性の弱い軽いタンクで1週間前後、耐食性の強い重いタンクで数ヶ月は充填したままで保存する事が可能である。
 旧ソ連の潜水艦発射弾道ミサイルやサイロ式大陸間弾道ミサイルでは燃料・酸化剤充填したまま数ヶ月の即応状態に就くこともあったが、射程の延伸のためにR-17 (ミサイル)の改設計を行ったノドンが、ペイロードを削るタンクの構造強化をどの程度行っているのかは不明であり、具体的な期間は判明していない。ただし、基本的にはR-17 (ミサイル)の拡大版であるだけに、ロケットモータの出力については倍程度となっている。
 ノドンは移動可能であり、旧ソ連の MAZ 543P を国産化したミサイル発射車両 (TEL) に搭載されて、山岳地域に建設されたと言われる地下施設で発射待機をしていると推測されている。
 発射された場合、80秒ほどロケットモータが作動した後、弾頭部分が切り離され、目標に落下していくと考えられている。この時高度200kmまで上昇し、大気圏に再突入する際の速度は毎秒3kmになる。目標が日本なら6〜11分程度で日本各地へ着弾するとされる。射程は同型の実績を含めると、1300km〜2000kmとなり日本の大部分が射程となる。
 弾頭はペイロードに合わせて高性能爆薬・核・生物化学兵器が選択可能である。多弾頭のMIRV技術についてはムスダンの原型であるR-27の技術移転の際に獲得している可能性はあるが、核弾頭の場合なら単弾頭と比較してさらなる小型化が必須であり、強化原爆か水爆の技術が必要とされる。2013年現在ではまだ途上と考えられ、結果的にMIRVは選択できないとみられる。ただし、強化原爆については、開発成功を示唆する分析も存在する事に注意が必要である。 [2]
(引用以上)



wikipedia-ムスダン >> 技術的特徴
 ムスダンはR-27を改造し、陸上発射型にしたものと考えられている。
 R-27は潜水艦発射弾道ミサイルであるため、燃料と酸化剤タンク、ロケットモータに改良を加え、省スペースを意識した設計となっており、構造は複雑な物となっている。全長は9.7m、直径は1.5mである。
 一方、ムスダンはベースはR-27であるが、全長のみ12.5mとオリジナルと異なっており、R-27よりも長いものとなっている。これは、燃料タンクや酸化剤タンクを延長して射程を伸ばしたものであると考えられている。これに伴い重量も変化し、19t程度であろうと推定されている。
 推進機関はR-27と同様、1段式の液体燃料ロケットモータを採用しているとされ、長期の常温保存が可能なものである。ペイロードは650kg~1,200kg程度と考えられ、推定射程距離は3,200km以上4,000km以下で、日本本土はもとよりグアムの米軍基地にも届く射程距離である[2]。なお、CEPは1,300m程度と考えられている。
 ムスダンはTEL(Transporter-Erector-Launcher)を用いた道路移動型中距離弾道ミサイルであり、原型が潜水艦発射弾道ミサイルという事もあり即応性は高く、事前に破壊する事は困難とされる。なお、発射された場合、ロケットモータが燃焼した後、弾頭が切り離され、再突入体が目標に自由落下していくと考えられている。
 弾頭はペイロードに合わせて高性能爆薬・核・生物・化学兵器が選択可能である。多弾頭のMIRV技術についてはムスダンの原型であるR-27の技術移転の際に獲得している可能性が高いが、核弾頭の場合なら単弾頭と比較してさらなる小型化が必須であり、強化原子爆弾か水素爆弾の技術が必要とされる。2013年現在ではまだ途上と考えられ、結果的にMIRVは選択できないとみられる。ただし、強化原子爆弾については、開発成功を示唆する分析も存在する事に注意が必要である[3]。
 なお、元々が潜水艦発射弾道ミサイルであるため、元のサイズにすれば潜水艦での運用も可能であるが、配備国の北朝鮮やイラン共に運用可能な潜水艦は保有していない為、運用は不可能である。しかし、偽装コンテナ船にムスダンを搭載して運用する事は可能とされる。
(引用以上)



(本文引用)
・中国製迎撃ミサイルは実験段階と見られる
…実戦配備には至っていないと見られる
…実戦配備していても信頼性は疑問(中国製ステルス戦闘機の前例)
(本文引用、以上)



中国がミッドコースでの弾道ミサイル迎撃実験に成功か
海国防衛ジャーナル様、2014年07月25日 06:13
 23日、中国が弾道ミサイル迎撃実験をしたとの発表がありました。
(中国語文省略)
 中国のミサイル防衛実験は、2010年1月と2013年1月に次いで、これで3回目となります(過去記事参照)。今回の国防部発表は「中国領内で陸上配備型の弾道ミサイル迎撃技術実験を行い、所期の目的を達成した」というとても簡素な発表でした。一部の中国メディアによると、迎撃実験はミッドコースでの迎撃だったと見られているようです。
(中国語文省略)
 「中国再次在境内进行陆基中段反导拦截技术试验」ということが事実なら、昨年1月の実験と同じようなものだったのかもしれません。環球網の記事内でも「目前,与中国中段反导试验处在同一技术水平线上的相应陆基系统仅有美国的GMD系统」とあり、米国のGMDシステムと並べて触れられています。
 ただ、まだまだ情報が少ないので、要観察状態のままですね。
【追記 3014/7/27】
 米国務省は、今回の実験を「ASAT(衛星攻撃)実験」と見ているようです。
(英文省略)
 ASAT実験だったとすれば、これで3度目です(参照)。2007年の時とは違い、実際に衛星を破壊するのではなく、“non-destructive test”だったと見られます。国務省はこの分析に強い自信を持っているとのことです。
(引用以上)



中国がミサイル迎撃実験「目的を達成」
日本経済新聞電子版、2014/7/24 18:56
【北京=島田学】中国国防省は23日、地上配備型の弾道ミサイル迎撃システムの技術実験を国内で実施したと発表した。談話では「予定した目的を達成した」として実験が成功したことを明らかにした。
 中国による同実験は2013年1月以来で3回目。6月には米国防総省が地上発射型迎撃ミサイルによる迎撃実験に成功したと発表したばかり。中国は米国主導による日本など北東アジアでのミサイル防衛(MD)網拡大に懸念を強めている。
(引用以上)



中国、2年前にサードと同じミサイル迎撃実験を実施
東亜日報日本語版、2015.3.28, 07:09
 米国の高高度ミサイル防衛(THAAD=サード)体系を激しく批判してきた中国が、サードと酷似したミサイル迎撃実験を実施したことが明らかになった。「サードの韓半島への配備反対」を主張しながら、自分たちも同じ性能のミサイル防衛体系を構築している。
 米国の民間科学者団体「憂慮する科学者同盟(UCS)」は27日、ホームページを通じて、「中国は2013年1月27日、中距離弾道ミサイル迎撃実験に成功した」と明らかにした。弾道ミサイルはモンゴル国境周辺のゴビ砂漠に位置している酒泉衛星打ち上げセンターから発射され、迎撃ミサイルは2分42秒後に、新疆ウイグル自治区の庫爾勒から発射された。この二ヵ所は約1170キロ離れている。迎撃ミサイルは約700キロを飛んできた弾道ミサイルを、高度250キロの地点で的中させた。250キロの高度はサードが配置されれば、北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃できると推定される高さだ。
 UCSはこの実験に使われたミサイルは、新型中距離の東風—16だろうと見ており、迎撃にはSC−19が利用されただろうと分析した。中国はサード体系の中で探知距離が2000キロに達するレーダーを最も敏感に受け止めているが、UCSは今回の実験でどのようなレーダーが使われたのかは明らかにしなかった。
 中国は有事の際、敵から攻撃を受けないため、太平洋沿岸ではなく内陸にミサイル発射場を置いている。
(引用以上)





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改訂履歴
※2016.4.12、リンク追加、「おまけ」欄
※2016.4.12、添付資料追加

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