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2016年9月16日金曜日

有志p80-c00-s006号 行橋市議会は、テロ予告に屈して言論自粛する決議を撤回すべきです


 テロ予告に屈し、小坪議員を非難して言論自粛させる決議に反対します。福岡県行橋市議会の今回の決議(2016.9.12決議)は他人事ではありません。他の自治体、自分たちが住む自治体にまで波及したら、たまったものではないでしょう。
 そこで、行橋市長宛の有志メールを作成しました。内容は決議の撤回を求めるものです。
 ご賛同いただける読者さんにおかれましては、コピペして送信していただければと思います。送信は1通限りで良いかと思います。送信期間は本日から1週間程度のうちで良いかと思います(2016.9.16~9.23辺りまで)。
 小坪議員を援護射撃できればと思います。小坪議員、頑張れ~(^^)



送信先

1.送信先のタイトル欄に、本稿のタイトル欄「有志p80-c00-s006号 行橋市議会は、テロ予告に屈して言論自粛する決議を撤回すべきです」 をコピペする。
2.送信先の本文欄に、本稿の本文欄「行橋市役所にテロ予告があったとか。 (中略) 毅然と対応する決議を採択すべきだと思います。」 をコピペする。

かけはし通信(市長への提言) >> ご意見フォームへ
福岡県行橋市ホームページ
…氏名、メールアドレス、年齢、住所、電話番号は必須
…(住所は都道府県名だけでも遅れるようです)
…タイトル、ご意見(1000字以内)は必須





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メール文面

タイトル

有志p80-c00-s006号 行橋市議会は、テロ予告に屈して言論自粛する決議を撤回すべきです

ご意見

 行橋市役所にテロ予告があったとか。大変なご心労、ご苦労だったこととお察しいたします。
 そのテロ予告に対し、行橋市議会ではある決議を採択したとか。なんと、小坪議員本人が正式な手続きを経て否定する「差別的言動」が、「テロ予告を呼び込んだことが悪い」という決議だとか。
 信じられない決議です。テロ予告犯には何も言わず、正式な手続きを経て疑惑を否定する小坪議員本人を貶める。「テロに屈して言論自粛せよ」という意味になります。これでは何も言えなくなるではないですか。
 問題の文章について、小坪議員本人によれば、原文が過激に編集された上で掲載されたとか。さらに言えば、過激に編集されたという文章を読んでも、差別的とは言えません。論旨は次のようなものでしょう。「被災時に外の人(身近なのは朝鮮人)が疑われること自体は、良いとか悪いとかではなく結果的にそうなるということ。致し方ない。災害時にはその現実から目を逸らしてはならない」。
 タイトルは「きわめて扇情的に編集を受けている」とのこと。原タイトルは『朝鮮人が井戸水に毒を入れたという誤報を地方議員はどう見るのか』。対して編集後のタイトルは『「朝鮮人が井戸に毒」に大騒ぎするネトウヨとブサヨどもに言いたい!』。
 素人が見ても、メディアのミスリードです。
 言うまでもなく、議会とは言論の府、議論の府です。言論の自由、議論の自由は民主主義の基礎。それは、ときには耳の痛いことでも言うこと、聞くことです。差別的とは言えないこの程度のことで決議を採択するようでは、健全な議論と立法ができないと思います。必然的に外国人優遇、日本人冷遇の道へと進むでしょう。
 これは行橋市のみの問題ではありません。このようなことが我が自治体でも発生すれば、有権者としてたまったものではありません。議会の信用、議員の信用も地に堕ちるでしょう。議会は憲法で保障された言論の自由を守るべきです。
 国民の負託を受けた議員が、あろうことかテロ予告に屈して言論自粛する決議を採択し、そのままにするのですか?犯罪者を助長するのですか?あってはならない決議であり、即刻、撤回すべきです。本来であれば、毅然と対応する決議を採択すべきだと思います。





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「読者さん向け」添付資料 (メールで送信しないでください)

添付資料一覧

大和会からのお返事・小坪議員続報
待ち望むもの様、2016年9月15日記事
…リンクのみ

更新しないお知らせ⑤議会での発言、各方面への謝辞
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年9月14日

行橋市に抗議!~小坪議員決議
待ち望むもの様、2016年9月14日記事
…リンクのみ

テロ脅迫付き言論弾圧がはじまった~小坪議員、決議
待ち望むもの様、2016年9月14日記事

【市役所爆破予告①】デマの容認など行っていない。爆破予告の脅迫は言論弾圧で、市民や市、議会に多大な影響を与え許せない。【メディアの責任】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年9月13日

【行橋市役所爆破予告】共産党の動議、可決。記者へのコメント等
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年9月12日

公人のヘイトスピーチを許さない会 小坪市議に処分を 行橋市議会に陳情 /福岡
毎日新聞2016年9月7日 地方版

ヘイトスピーチ 「朝鮮人が井戸に毒」に大騒ぎするネトウヨとブサヨどもに言いたい!
iRONNA(産経オピニオン・サイト)、小坪慎也(行橋市議会議員)



以下、リンクのみ

【正々堂々】公人のヘイトスピーチを許さない会と一騎打ち【政治家の誇り】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年7月25日

【ヘイトスピーチ?】神奈川新聞の先制、小坪しんやの次の手は。
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年7月3日

【ヘイトスピーチの定義】保守系議員vs左派メディア。神奈川新聞より取材「攻」勢、明日の朝刊に掲載予定(事前資料の公開)
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年7月1日

【保守への言論弾圧と戦う人はシェア】報道の在り方を糺す未来への布石【ヘイトスピーチ】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年6月30日

【保守への言論弾圧?】これがヘイトスピーチなのか?寄稿文の要旨(報道向け資料)
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年6月29日

【重要資料】弁護士会に人権救済の申立てを行う書面・同種の手続きを行う際の参考資料
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年5月24日

【ヘイトスピーチとは何か?】司法記者クラブ(福岡高裁)にて、記者会見を行いました。【報道の在り方とは】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年5月23日

侵害された人権とは何か?政治家としての誇り【西日本新聞の捏造記事問題③】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年5月15日

【捏造記事による人権侵害】司法記者クラブにて記者会見を行います。【保守への言論弾圧と戦う!】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年5月14日

【ヘイトスピーチ】西日本新聞から捏造記事で人権侵害を受けました。【保守政治家には人権はないのか?】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年5月13日



以下、引用文

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大和会からのお返事・小坪議員続報
待ち望むもの様、2016年9月15日記事
…リンクのみ



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更新しないお知らせ⑤議会での発言、各方面への謝辞
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年9月14日

本日の更新はありません。当面、これが継続するかもしれません。

本日、以下の発言を開会前に行っております。
(議運で諮ったわけではないため議事日程上の、「議会」では発言できません。)

 報道にもありますように、行橋市役所に対し、無差別テロ予告の電話があったと伺っています。対応にあたってくださった執行部の皆様には多大なる負担があったかと思います。また、議会日程にも多大な影響を与えてしまいました。
 テロ予告の電話において、辞職せねば市役所を爆破するとして、私の名前があったと聞きました。市役所爆破予告という、市民を不安に陥れる行為は、許せません。無差別テロをほのめかしての脅迫行為は言論弾圧であり、警察に相談中です。警備にあたって下さった警察には、犯人の早期逮捕を強く期待しますとともに、深く感謝しております。
 最後に。
 繰り返しにはなりますが、本来は発生しなかった業務に忙殺された、職員の皆様、本当にありがとうございます。

(私信・議員個人としての要旨)
 私自身も退避せざるを得ない状況でありました。関係各所・同僚議員らとも上手く連絡をとることができず、ご心配をおかけしたこと、また礼が尽くせたのかという点が心苦しく思います。



紹介)

 いくつかのサイトで取り上げて頂いておりますので、紹介させて頂きます。私自身、読み切れておりませんが、今日明日中には読みたいと思います。もしも紹介漏れがございましたら、コメント欄等でご教授ください。追記します。

正義の見方
【パヨク速報】「ネットで韓国人差別発言、小坪市議に処分を」“公人のヘイトスピーチを許さない会”が行橋市議会に陳情(コメント130)

もえるあじあ
【びっくり速報】住民団体「ネットで韓国人ヘイトした議員を処分しろ」→行橋市議会「小坪議員は謝罪しろ」可決(コメント70)

New保守宣言
【パヨクの動向】福岡:小坪市議に処分を 行橋市議会に陳情 /毎日新聞

真実を追究する KSM WORLD
【KSM】サヨクのデタラメを許すな!~ 毎日新聞 小坪市議に処分を 行橋市議会に「公人のヘイトスピーチを許さない会」が陳情 /福岡


かけだし鬼女の 今が日本の一大事! ~よければ一緒に凸しよう!~
小坪市議に対する脅迫と言論弾圧を許すなっ!
罵倒だと困りますが、声をあげて頂くことは嬉しくもありますし、また私が「禁じる」べきものではありません。(仮にそれが私への批判であっても、です。)

待ち望むもの
テロ脅迫付き言論弾圧がはじまった~小坪議員、決議
行橋市に抗議!~小坪議員決議
ありがとうございます。コメント欄も読ませて頂きました。

ぱよぱよ日記
小坪慎也市議脅迫の件
こちらにも爆破予告があった模様。

戦後体制の超克
【緊急拡散】公人への言論弾圧テロ発生!小坪慎也議員よ頑張れ!
 正直、驚きました。時系列についてまとめられておりますが、私もまだ手付かずです。必死に当Blogを遡ってくださったのでしょう。びっくりしました。細部の日時は確認しきれておりませんが、大筋であってると思います。

一色 正春様
 尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件において、「sengoku38」名で映像をYouTubeへ最初に投稿した方です。

(画像省略)
https://www.facebook.com/masaharu.isshiki/posts/1115329218560186
ここは日本ですか?
小坪・行橋市議:「良識ある言動を」決議可決 脅迫電話で市議会 /福岡
毎日新聞 2016年09月14日 01時42分
行橋市議会は12日の本会議で、小坪慎也市議(37)=2期目、無所属=に「公人としての立場をわきまえること」などを求める決議を賛成多数で可決した。市によると、8日に市役所に危害を加えるとの脅迫電話をかけ…
http://mainichi.jp/articles/20160913/ddl/k40/010/614000c

(画像省略)
https://www.facebook.com/masaharu.isshiki/posts/1115736558519452
今回の行橋市の問題で許し難いのは、言論の自由以前の問題で、百田さんのサイン会爆破予告の時もそうですが、自分の主張を押し通すため影でコソコソと多くの関係のない人たちに多大な迷惑をかけてまで卑怯な行いをすることです。
自分の意見が正しいと思うのであれば、堂々と文句を言うべきで、いくら主張が正しくともこんな手法ではまともな人間の支持は得られません。



 少し疲れました。関係各方面に負担がある中、私には言いずらいことでありますけれど、被害者であり、また当事者であります。ちょっぴり体調を壊し気味かもしれません。
(引用以上)



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行橋市に抗議!~小坪議員決議
待ち望むもの様、2016年9月14日記事
…リンクのみ



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テロ脅迫付き言論弾圧がはじまった~小坪議員、決議
待ち望むもの様、2016年9月14日記事
(前略)
保守狩り言論弾圧
(中略)
 これは小坪議員だけの問題ではなく、議会がテロ予告付きの言論弾圧を容認する決議をだしたということで、とんでもない問題に発展していると思われます。保守系論客への口封じ、言論弾圧がはじまったということでしょう。
 もしかして小坪議員のほうでは余命ブログやその関連に対してはよく思われていないかもしれませんが、あえて取り上げさせていただきます。

◆事件の流れ。

・小坪議員がIRONNAに投稿した記事
「朝鮮人が井戸に毒」に大騒ぎするネトウヨとブサヨどもに言いたい!

この記事に対して、

・「公人のヘイトスピーチを許さない会」(花房俊雄さんら共同代表3人)が「インターネット上で韓国人への差別的言動があった」などとして6日、行橋市の小坪慎也市議(37)=2期目、無所属=の処分などを求める陳情書を諫山直・市議会議長宛てに提出

・小坪議員ブログの閉鎖の可能性を示唆

・行橋市役所への爆破予告
「市議を辞職せよ」「辞意表明を(ある日限までに)Blog上で行え。」 「さもなくば火の海に包まれるだろう。」

・小坪議員とご家族避難。

・9月12日、徳永克子(共産党市議)より緊急動議が出され、これが可決。
謝罪をし、必要な行動をとるようにせまられている。←今ここ。



 このiRONNAの記事には、韓国人に対する差別的な言動はありません。全くのいいがかりとしか思えないですね。これで議員辞職するかどうかまで追い詰められるのだとしたら、韓国人に対して何も言えなくなってしまいます。
(引用以上)



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【市役所爆破予告①】デマの容認など行っていない。爆破予告の脅迫は言論弾圧で、市民や市、議会に多大な影響を与え許せない。【メディアの責任】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年9月13日

 無差別テロの、市役所爆破予告に対しての私のコメントが新聞に掲載されました。以下のコメントを出しており、それがどのように報じられたか報告します。かなり正確に報じて頂いたと認識しております。

 併せて、繰り返しの補足です。デマの容認はしておりません。西日本新聞の記事に問題があるとして、平成28年5月20日、福岡県弁護士会に対し人権救済の申立てを行っております。同日、司法記者クラブ(福岡高裁内)において、記者会見も行いました。これはメディアのミスリードです。
 そもそも「私のブログ」は関係ない。「掲載されているのは新聞社が主催するオピニオンサイト」であり、依頼原稿である。有償であるため(先方のみでの掲載であり)私のBlogには掲載されていない。編集権も著作権も先方にある上、私自身がアップロードしたり改変するアクセス権限もない。原稿をメールで送る形式で、先方でアップするためパスワード等は持たないのだ。
 削除したり編集したりすることが、私にはできない。さらに、全ての文責を有するわけではない。タイトルについては意図と違うものが付されており、私が書いたものではない。極めて扇情的に編集を受けており、運営社には抗議している。「いわゆるネット」ではなく、出版社のwebコラムのような扱い。そういう意味では抗議先すら違う。



出していたコメント

1)市役所爆破予告という、無差別テロをほのめかしての脅迫行為は言論弾圧であり、警察に相談中です。
2)市民を不安に陥れ、市の業務、議会にも多大な影響があり、犯人については許せない。
3)警備にあたって下さった警察には、深く感謝しており、犯人の早期逮捕を強く期待する。
※ 捜査中であり、これ以上のコメントは控える。



報道の紹介

「良識ある言動を」決議可決 脅迫電話で市議会 /福岡
(信濃注: 毎日新聞 2016年09月14日 01時42分)

 行橋市議会は12日の本会議で、小坪慎也市議(37)=2期目、無所属=に「公人としての立場をわきまえること」などを求める決議を賛成多数で可決した。市によると、8日に市役所に危害を加えるとの脅迫電話をかけてきた男が「ヘイト議員、小坪を辞めさせろ」と話したとされ、決議文では「脅迫は決して許されるべきものではない」とすると同時に「議会外の活動であっても良識ある言動が求められる」などとした。
 8日にあった脅迫電話は「市役所を爆破する。阻止したければヘイト議員、小坪慎也に市議を辞めさせろ。(10日の)正午までに辞意表明しなければ市役所は火の海になる」との内容。市は直ちに警察に通報し庁内で危険物の有無などを調べ、10、11日は不要不急の職員の立ち入りを禁じるなどしたが、異常はみられなかったという。
 一方、福岡市などの住民団体は6日、「インターネット上で韓国人への差別的言動があった」などとし、小坪市議の処分などを求める陳情書を市議会に提出していた。小坪市議は取材に「爆破予告の脅迫は言論弾圧で、市民や市、議会に多大な影響を与え許せない。捜査中でこれ以上はコメントを控える」と話した。【荒木俊雄】
〔京築版〕



 私は、再三に渡り否定しておりますが、デマの容認などしておりません。西日本新聞の捏造記事に問題があり、この点については福岡県弁護士会に対し、人権救済の申立てを行っております。



西日本新聞の捏造記事

西日本新聞社は、以下のように報じている。

>論文は「『朝鮮人が井戸に毒』に大騒ぎするネトウヨとブサヨに言いたい!」と題し、市議の肩書とともに実名で投稿サイトに寄せた。


 市議の肩書とともに実名で論文を寄せる際に、表題に【ネトウヨ】とか【ブサヨ】などと入れるだろうか。当然ながら答えはノーです。これが侵害された人権の中身。私は、こんな論文、書いておりません。そんなものがあるなら、見せて頂きたい。本当に怒っているし、実際かなり傷ついています。



申立書(原文)

 下記は、実際に県弁護士会に提出した申立ての原文ママでございます。本書の提出日は、平成28年5月20日であり、同日、司法記者クラブ(福岡高裁内)にて記者会見を行っております。
 以下は、福岡県弁護士会に対し提出した「人権救済の申立て」です。web公開に併せ視認性向上の観点より改行・空白のみ追加しております。テキストについては一切の編集を行っておりません。



西日本新聞社による、捏造記事での人権救済の申立て

申立人 : 行橋市議会議員 小坪慎也
相手方 : 西日本新聞社

 西日本新聞社により事実ではない内容を実名で報道をされ、著しく名誉を傷つけられ人権を侵害されました。記事末尾に私のコメントが掲載されておりますが、取材を受けたという事実はなく公式のコメントとして容認できない内容です。指摘箇所は全て間違っており、事実は一つもありません。
 西日本新聞社は2016年(平成28年)5月12月木曜日に「行橋市議がネットで差別助長」と題し、記事において、『論文は「『朝鮮人が井戸に毒』に大騒ぎするネトウヨとブサヨどもに言いたい!」と題し、市議の肩書とともに実名で投稿サイトに寄せた。』と掲載しましたが、私がこのような表題の論文を寄せた事実はありません。
 相手方の記事でも紹介されている通り、私は議員です。議論を手段として仕事をしています。意見が異なる者であっても話し合いをもって成果を創り上げていくことが責務です。不毛な議論に終わることも多いのは悲しいことですが、それでも意見をぶつけ合い、より良い政策を生み出せるという希望を捨てぬ者です。捨てることが許されぬ立場です。
 だからこそ、意見の対立する陣営に対しては、敬意を払うとともに丁寧な物言いを心がけてきました。怒りに任せて叫ぶ日もありますが、最低限の言論のマナーは守ってきた自負があります。私が公人として守ってきた矜持であり、自らに課してきたルールです。
 議員として、何の意図もなく表題にこのような単語(ネトウヨ・ブサヨ・ども)を選択して論文を書くことはありません。公職にある者として特に気を付けてきた点です。特に「ブサヨ」という単語は侮辱語と認識しており、多数のBlogエントリーを公開しておりますが自らの文責において用いた事実はありません。著書も出版しておりますが、激しいテーマであってもできる限り丁寧な単語を選択しています。(行橋市議会議員 小坪しんや・青林堂)
 当該紙面の大半は「日韓関係に詳しい研究者や市民ら」の主張で埋め尽くされており極めて公平性に欠く構成となっており、当方について触れている点は極僅かという点も問題です。その上でほぼ唯一の「当方に関する事実関係」すら誤っています。
 西日本新聞社から取材依頼はあり、取材をお受けする前提として「一部については文責を有しない」という説明を行っています。記事においては投稿サイトと報じられておりネット上のフリースペースかのような印象を受けますが、実際には報道社が主催するオピニオンサイトです。自発的に寄せることができる仕組みにはなく、依頼を受けて執筆する形態です。依頼原稿の場合、対価を得ているため運営社で編集が行われます。極めて扇情的に編集されたもので本文中において使用されていない単語も使用されました。この点についてはオピニオンサイトの運営社に抗議を行っていると伝えた上で、取材を受ける約束をしました。
 実際には取材は行われませんでした。扇情的な編集を受けていること、特に表題については文責を有していない点を伝えていましたが、文責の有無という前提すら無視され事実ではない報道がなされ被害を受けました。背景を把握した上での掲載であり、受ける意思のあった取材すら行わずに事実を取り違えています。誤りというレベルではなく意図的な捏造記事です。
 さらに、記事の末尾は実名と肩書を掲示した上で『小坪市議は「(前略)私の主張は論文をきちんと読んでもらえば分かる。」としている。』と結ばれておりますが、事実ではありません。記事中では4回も論文と報じられましたが、査読を受けておらず、IMRADに基づいた書き方でもありません。寄稿したコラムは刑法37条 緊急避難を念頭に置いており自助・共助・公助についても述べておりますが、これらの出典や参考書籍の提示もなされておりません。何がしかの学会に発表した事実はなく、学位を求めてのものではありません。そもそも論文の体を為しておらず、論文として書いた認識がない以上、自ら論文と発言することはありえません。そのような表題の論文を私が発表した事実すらありません。
 書籍の刊行のみならず、作家として著述業に携わる場合もございます。西日本新聞社の捏造記事により、書いてもいない論文を発表されたことにされてしまいました。今まで用いてこなかった侮辱語を表題に入れて論文を寄せたことにされており、今後の論文発表の支障になるのみならず、議員活動に対しても大きな迷惑を被っており被害は甚大です。
 西日本新聞社の問題は、取材もせず、裏もとらず、事前に指摘された点すら無視した点です。当方が発していないコメントと共に事実ではない内容を流布され、著しく名誉を傷つけられました。重大な人権侵害です。
 次の問題点として事後対応を挙げます。取材を受けていない点や文責についての抗議を、掲載初日に行いました。上に伝えると答えておりましたが、謝罪記事・訂正は出されておりません。私の名誉を回復する対応・事実を訂正する対応を相手方はとっておらず、報道の責任を果たしているとは言えません。経過の報告もありません。
 謝罪記事・訂正についても求めていきますが、それは私的な事案に過ぎません。福岡県弁護士会において問題視して頂きたい点は、同社が他の市民や政治家などの公人についても同様のいい加減な取材に基づく横暴な行為を継続していく危険性です。実名で他者を責め立てる記事にも関わらず、署名記事ではありません。極めて卑怯な行為であり、報道の在り方として社会的に許されることとは思えません。放置することが危険な、コンプライアンスの欠片もない企業が報道を名乗っております。報道全般の信頼を揺るがす行為だと認識しており、一人の政治家として声を挙げることが公益に資すると考えました。
 福岡県弁護士会においては、人権救済申立てにおいて「警告・勧告・要望」の処置をとって頂けるよう求めます。
行橋市議会議員 小坪慎也



(ここまでがA4で2頁分です。)
(併せて添付資料を作成し、別紙で1枚を提出しております。)



資料

編集された表題)

 読者層を絞った形態ではないため、論文ではなくコラムと評すべき構成。当方が提示していた表題は『朝鮮人が井戸水に毒を入れたという誤報を地方議員はどう見るのか』であった。ネトウヨ・ブサヨ等の単語はない。「誤報」という単語も削除されている。報道社の主催するオピニオンサイトよりオファーを受けたタイミングは、いまは余震とされている発災直後であった。熊本地震の本震前のことである。
 毒を入れたというデマが蔓延していた時期であり、被災された方の安心に寄与すると共に、言われなき差別を防止する観点からも、デマを停止せしめる目的から、表題において【誤報】という単語を用いた。ネット保守層に対しての牽制の側面も強く、自制を求める意図で提案したものだ。
 これらの意図は編集において採用されず、タイトルを含め相当に扇情的に編集されている。この点については運営社に抗議を行っている。公開前に編集内容は伝えられておらず、無断での編集であった。

コラムの政治的意図・目的)

 目的は、言われなき差別を防止すると共に、精神的にも不安定になる状況で共助としてコミュニティを維持せねばならない被災者の安心に寄与すること。明確な政治的な意図が込められており、蔓延しつつあった「朝鮮人が井戸水に毒」というデマを打ち消すための構成となっている。デマに加担してしまったネット保守層に対し、厳しい言葉で自制を促している。

編集権への認識)

 報道・出版に携わる者であれば常識である。編集権については、デスクと記者という社内で完結する場合においても難しい問題がある。有償で外部の寄稿者を使う場合、どこまで編集権が及ぶのか。この問題は、実際には難しい。一般に、出版物などは責任を出版社が負う。ゆえに西日本新聞が報じるのであれば、それは運営社に対して触れるべき事象である。

西日本新聞の対応)

 これらの状況を知った上で、当方が受けると伝えた取材は行わず、取材依頼の際の単語のみをトリミング。文責を有しない個所があるという指摘、特にタイトルは当方の文責ではないという主張があったにも関わらず、一切を無視。片方の主張のみに立脚した公平性に欠く、極めて歪んだ報道をされた。
 またこれは署名記事ではなく、極めて卑怯である。



記者会見

同日、福岡高裁内・司法記者クラブにて行った記者会見
会見が始まる直前の一コマ
(画像省略)

実際の会見は、以下をご覧ください。
randomyoko様が記録してくださっております。この場を借りて御礼申し上げます。

小坪慎也市議記者会見「西日本新聞による、捏造記事での人権救済の申し立て」

URL:https://www.youtube.com/watch?v=nitBpmbiIPM
(埋込動画が閲覧できない方は、こちらのリンクからご覧ください。)

※ 提出した資料を参考に話している個所がございます。聞き取りにくい点や読み間違いを防止する目的より動画内で宣言した「配布させて頂いた資料」(申立て内容)を、次項以降のエントリにて実際の資料をアップ予定です。



報道各社の動き

以下の報道社に対し、プレスリリースを送付させて頂いておりました。

テレビ局)

NHK 福岡放送
RKB 毎日放送
KBC 九州朝日放送
TNC テレビ西日本
FBS 福岡放送
TVQ 九州放送

新聞社)

西日本新聞社
朝日新聞社
毎日新聞社
読売新聞社
日本経済新聞社
産経新聞社
共同通信杜
時事通信社

出席してくださった報道社は以下の通り。

テレビ局)

× NHK福岡放送
○ RKB毎日放送
× KBC九州朝日放送
○ TNCテレビ西日本
○ FBS福岡放送
× TVQ九州放送

新聞社)

○ 西日本新聞社
× 朝日新聞社
× 毎日新聞社
× 読売新聞社
○ 日本経済新聞社(幹事社)
○ 産経新聞社
○ 共同通信杜
× 時事通信社

(出席を分かりやすくするため、色付けと○×で表記しております。他意はございません。)

 出席して頂いた、RKB毎日放送、TNCテレビ西日本、FBS福岡放送、西日本新聞社、日本経済新聞社、共同通信杜、産経新聞社、共同通信社に感謝いたします。頂いた名刺を参考に記載しておりますが、他にも参加していた報道社がありましたらご一報ください。修正させて頂きます。



報道した報道社

 5月20日、当日のスケジュールでありますが、記者会見が10時に開始、を終えたのち、そのまま香川県に向かっております。帰宅は21日の深夜でありました。
 昨日(22日)、報道状況を調査させて頂きましたが、私の知る限りの状況は以下の通りです。特にテレビについてはリアルタイムでの把握ができておりませんので、もし誤りがございましたらコメント欄でご指摘をお願いします。

テレビ局)

× NHK福岡放送
× RKB毎日放送
× KBC九州朝日放送
× TNCテレビ西日本
× FBS福岡放送
× TVQ九州放送

新聞社)

× 西日本新聞社
× 朝日新聞社
× 毎日新聞社
× 読売新聞社
× 日本経済新聞社(幹事社)
× 産経新聞社
× 共同通信杜
× 時事通信社

(状況を分かりやすくするため、色付けと○×で表記しております。他意はございません。)

一社も、報道したメディアはない!というのが当方が把握している現状でございます。

※ 複数名による独自調査の結果でございます。報じてくださった報道社がございましたらコメント欄にてご一報ください。修正させて頂きます。



メディアの責任

 本件の発端は、メディアのミスリードにある。
 私の認識は、以上の通りである。これらは公式の手続きであり、日付けを含め証明できるものだ。(おかげで決議の細部は随分と、事実と異なる結果となった。)
 ここまでの手続きを踏んでいるが、一社も報じない。メディアは、この問題の発端を完全に把握している。していないわけがない。昨日の合同取材だが、三社(毎日、朝日、読売)のみで「西日本新聞はそもそも来ていない」のだ。理由は呼んでいないからだが、紙面謝罪も記事の撤回もしていないため「来ても追い返す」のは間違いない。
 だが、そもそも来ない理由だが、流石にデスク以上の部門から「ストップ」がかかっているのだろう。私が暴発して「押し紙の内部資料」などを暴露する可能性でも視野に入れているのではないか。下手すれば、新聞社が倒産するような案件ではある。データは、ある。都合が悪いからこないのだろう、状況を把握していると(私は)推定している。
 よって「メディア側の認識」はあると理解している。

 西日本新聞は、私が出していないコメントを書き、使ってもない単語を記事で用いた。作文するだけならば、ネットにつながっていないパソコンで、ワードで遊んでいればいい。言葉遊びで対立を煽り、面白おかしく報じた結果、議会に迷惑をかけ、市議では裁ききれないレベルの、凄まじい負荷を強いられた。記者会見や申立てだって、何日も眠らずに事務作業を行ったのだ。
 「どうせ地方議員には、こんな処理はできない」とでも思ったのだろう。地方議員を、なめるな。私の負荷はいい。行くところまで行って、ついには爆破予告だ。市民を不安に陥れ、市の業務・議会に多大な影響を与えた。犯人も許せないが、レッテル貼りをしてきたメディアも許せない。
 私に、これ以上の対応が、とりようがあっただろうか。地方議員としてとれる、最大級の対応だと考える。メディアが報じれば、全てが真実となるのか?どうやれば、何をすれば、よかったのか。
 それでも私は糾弾され続けるのか。私のことはいい。我慢に我慢を重ねたが、ついには市民にまで影響を及ぼした。そろそろ訴訟も考える。だが、三権分立の考え方を重視するゆえ、「別の権」である司法には頼りたくはない。恐らく別の手を打つ。政治活動で、やる。何をやるかは決めていないが、支えても良いという方はご浄財もお願いしたい。(ないなら、ないなりに考えます。)



個人献金のお願い

 耐えるだけ、守るだけであることが誤りであるのなら、私も別の動きを見せるとしよう、懐かしい風を身にまとって。
 私は、デマの容認など行っていない。論文も書いていない。そんなタイトルの論文は、そもそも存在しない。コメントも出していない。手続きは、これ以上にないほど、踏んでいる。メディアは「そもそも」理解の上で、煽って遊んでいたのだと認識する。二期目となり、安全運転をしてきた。行くところまで行くしかないのか。
 市役所爆破予告という、無差別テロをほのめかしての脅迫行為は言論弾圧であり、警察に相談中です。市民を不安に陥れ、市の業務、議会にも多大な影響があり、犯人については許せない。警備にあたって下さった警察には、深く感謝しており、犯人の早期逮捕を強く期待する。捜査中であり、これ以上のコメントは控える。
 メディアの捏造からの、無差別テロ予告。脅迫による言論弾圧は、一人の議員としてこれを許容しない。賛同する方は、FBでのイイネ・シェア、Twitterでの拡散をお願いします。



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【行橋市役所爆破予告】共産党の動議、可決。記者へのコメント等
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年9月12日

 本日、平成28年9月12日、徳永克子(共産党市議)より緊急動議が出され、これが決議された。内容には、「脅迫」の件が含まれているため、私も本件に触れざるを得ない。沈黙を守ってきたが、ある程度のことは話そうと思う。

 「行橋市役所を爆破する。」という脅迫電話が市役所にあった。「市議を辞職せよ」「辞意表明を(ある日限までに)Blog上で行え。」「さもなくば火の海に包まれるだろう。」というものだ。脅迫の中身には【ヘイト】という言葉が含まれていた。
 脅迫を受けて、その上で通った決議は「小坪慎也議員に対する決議」であり、「謝罪及び必要な行動を自ら行うことを求めるものである。」という共産党からの主張を、議会は通した。思うところもある。納得する部分もある。ただ、言いたいことが少しぐらいあっても良いのではないか?
 多くの感謝もあるため、また多くの事象が在るため配慮しつつは書くが、「共産党の議決が通って」私が一言も発さないとは、それは流石に許容できない。相当に抑え、譲歩できる点は譲歩してきたが、自ら近況を書く程度の自由はある。



共産党の緊急動議による決議

 タイトルには「共産党の決議」と便宜的に書いたが、緊急動議が徳永克子(共産党市議)より出されたため。提出者は複数会派に分かれている。

以下、決議文。
読みにくい方は、下記にテキスト版も掲載した。
(画像版省略)



行橋市議会議長  諫 山  直 様

小坪慎也議員に対する決議 (案)

 9月8日に、行橋市役所に脅迫の電話があった。この事により、市民に対し、また、市当局や議会においても多大な迷惑を及ぼした。この「脅迫事件」は決して許されるべきものではない。
 これは、小坪慎也議員が、平成28年4月に熊本地震が発生した際、差別的にとらえられるSNSでの意見発表を行った事を発端としている。
 公人である市議会議員は、住民を代表する立場にあり、議会外の活動であっても良識ある言動が求められるのは当然である。
 市民・国民に迷惑を及ぼすような意見の表明は、行橋市議会の信用が傷つけられたものといわざるを得ない。
 行橋市議会は、小坪慎也議員が品位を汚すことの無いよう、公人としての立場をわきまえる事を求めると共に、謝罪及び必要な行動を自ら行うことを求めるものである。
以上、決議する。

平成28年9月12日
行 橋 市 議 会



信濃注:
 小坪議員の文章から編集されて掲載された文章は、差別的とは言えない。論旨は次のようなものであろう。「被災時に外の人(身近なのは朝鮮人)が疑われること自体は、良いとか悪いとかではなく結果的にそうなるということ。致し方ない。災害時にはその現実から目を逸らしてはならない」。
 また、タイトル等で「きわめて扇情的に編集を受けている」とのこと。タイトル以外の部分では、具体的にどの部分が編集を受けているかまで公表されていない。

【市役所爆破予告①】デマの容認など行っていない。爆破予告の脅迫は言論弾圧で、市民や市、議会に多大な影響を与え許せない。【メディアの責任】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年9月13日
(前略)
 併せて、繰り返しの補足です。デマの容認はしておりません。西日本新聞の記事に問題があるとして、平成28年5月20日、福岡県弁護士会に対し人権救済の申立てを行っております。同日、司法記者クラブ(福岡高裁内)において、記者会見も行いました。これはメディアのミスリードです。
(中略)
西日本新聞社による、捏造記事での人権救済の申立て
(中略)
資料
編集された表題)
 読者層を絞った形態ではないため、論文ではなくコラムと評すべき構成。当方が提示していた表題は『朝鮮人が井戸水に毒を入れたという誤報を地方議員はどう見るのか』であった。ネトウヨ・ブサヨ等の単語はない。「誤報」という単語も削除されている。報道社の主催するオピニオンサイトよりオファーを受けたタイミングは、いまは余震とされている発災直後であった。熊本地震の本震前のことである。
 毒を入れたというデマが蔓延していた時期であり、被災された方の安心に寄与すると共に、言われなき差別を防止する観点からも、デマを停止せしめる目的から、表題において【誤報】という単語を用いた。ネット保守層に対しての牽制の側面も強く、自制を求める意図で提案したものだ。
 これらの意図は編集において採用されず、タイトルを含め相当に扇情的に編集されている。この点については運営社に抗議を行っている。公開前に編集内容は伝えられておらず、無断での編集であった。
コラムの政治的意図・目的)
 目的は、言われなき差別を防止すると共に、精神的にも不安定になる状況で共助としてコミュニティを維持せねばならない被災者の安心に寄与すること。明確な政治的な意図が込められており、蔓延しつつあった「朝鮮人が井戸水に毒」というデマを打ち消すための構成となっている。デマに加担してしまったネット保守層に対し、厳しい言葉で自制を促している。
(引用以上)

ヘイトスピーチ 「朝鮮人が井戸に毒」に大騒ぎするネトウヨとブサヨどもに言いたい!
iRONNA(産経オピニオン・サイト)、小坪慎也(行橋市議会議員)
(前略)
共助を守る
 外の人が疑われる理由だが、長年その地で生きて行くわけではないためだ。極限状況下においては暴発リスクが高いと推定されるからだろう。やぶれかぶれになって何をするかわからない。これは朝鮮人が、ではなく。引っ越してきたばかりの人、相互に深くは知らない人物という意味である。不安も募る被災時には、その傾向は強まるのだろう。
 モラルや道徳を説く立場ゆえ、私はこれを本当は否定したい。だが、災害発生時においては、真剣に想定するほどにその側面が出てくる可能性が否定できない。例えば食料がギリギリであった場合、皆で少しずつ分け合ったとしよう。いよいよ足りなくなった際、やはり地域になじんでいなかった者が暴発する危険性は否定できない。これで共助という支えが破壊された場合、公助まで辿り着けない。外の人を恐れることは、自然なことでもあり、共助を守る上では必要なものだと考えている。誉められはしないけれども。 (後略)
(引用以上)
(信濃注、以上)



提出者

提出者 市議会議員  德 永 克 子
提出者 市議会議員  二 保 茂 則
提出者 市議会議員  大 野 慶 裕
提出者 市議会議員  藤 木 巧 一

 賛否を公開する。行橋市議会においては、議会便りにおいても賛否を公開するようになったばかりであり、どちらにせよ以下は公開される。

政友会
退席:豊瀬尉(不幸事があったため)
反対:田中建一
反対:藤本廣美
反対:村岡賢保

桜の会
賛成:大野慶裕
賛成:西岡淳輔(公明)
賛成:小原義和(公明)

朱白の会
反対:城戸好光
反対:澤田保夫
反対:井上倫太郎
退席:小坪慎也(本人は採決に加われない。)

市民の会
賛成:藤木巧一
賛成:二保茂則
賛成:鳥井田幸生
賛成:大池啓勝
賛成:工藤政宏
賛成:瓦川由美
賛成:西本国治

諸派
賛成:德永克子(共産)
賛成:田中次子(共産)

賛成者12名、反対者6名(退席者2名)

 決議に対しての思いは、この場では述べるべきではないだろう。反対に回ってくださった議員もいる。文案に関しても相当に手が入っており、押し合いへし合いがあったと聞く。
 当事者は、何もできぬ。そして、言えぬ。言えばきりがない。
 例えば「SNSでの意見発表」とあるが、正しくは新聞社が主催するオピニオンサイトからの依頼原稿である。有償であり、先方に編集権がある上、私自身がアップロードしたり改変する権限はそもそもない。そういう意味では抗議先すら違う。しかもタイトルについては意図と違うものが付されており、私が書いたものではない。「いわゆるネット」ではなく、出版社のwebコラムのような扱い。
 当事者は退席であるため、意見を述べる場もない。
 一言述べたが、それは「当事者は何もできぬ」の例であり、「言えぬ」の意味はそういう意味ではない。私自身が被害者であり、これは被害者ぶるという意味ではなく実際に警察に相談した当事者の一人という意味であり、捜査中の状態では、言えぬという意味だ。
 ただ。人に書かれるぐらいならば、自ら述べたいと祈ったとしてそれぐらいのワガママは許されるのではないか?



爆破予告に対して

 ネット上では「爆破予告」と聴いて、どのようなことを想像するだろうか。
 幸いにして危険物は発見されず、これは愉快犯(もしくは警察の尽力による未遂)のように思うが、市民を不安に陥れ、市の業務、議会にも多大な影響があった。かなり明るい性格だとは自負しているが、対応にあたった職員さんらの疲れた表情を見るとたまらないものがある。
 議会日程にも凄まじい負荷をかけてしまい、例えば本日の午前中の日程は吹き飛ぶ結果となった。一般質問の初日で、5人の登壇が予定されていたが、午後一には会期の延長がなされた。
 無差別テロの予告。実際に市民に被害がでたら、職員が怪我をしたら、もしくは危険物の発見により市の業務が停滞したら。一つ一つがクリティカルであり、「万が一」を考えると私自身、胃が痛かった。たまらない。

 我がことを書きすぎることが許される立場ではないと思うが、我がことを書くのがBlogでもあるため、少しだけ私事も書く。家族は避難し、そして私も指導により退避。まともに家に帰れる状況にはなく、市のことが気にはなるが「寄り付くこと」も許されない。警察対応を始めとした動きに忙殺され、プライベートなことはもとより、本当に仲の良い方(例えば政治家ふくむ)とも連絡はとれなかった。
 無論、市議である以上、議会の構成員であり、所属組織に対しての思いもある。先輩議員らにも多々、ご迷惑をおかけした。警察への通報、関係各所への連絡、そもそも「安全のため」私も移動しっぱなしであった。議員各位への連絡も遅れ、特に内輪に対しては後手に回ってしまった。この点は礼が欠けたと悔やんでいるが、物理的に不可能であった。
 この「安全」とは単に私の安全ではなく、市民の安全のため、という意味でもある。「万が一の場合」つまり、愉快犯ではなかった場合に、犯人を刺激せぬよう、だ。
 とは言え、テロの予告。しかも現職の政治家への、言論弾圧・・・。私自身も被害者であり、軽々に謝ることもままならない。難しい立場であった。「爆破するぞ」と言われ、「はい、すいません。」と言うのであれば警察への相談は何なのだ?となるし、犯人の逮捕を希望することはできぬ。
 どうしろというのだ、と思った。はっきり言うが、足を止めるよりなかった。それがテロに屈したように見えたとしても、捜査の妨害になってはならぬし市の業務に影響を与えぬためには、私にとれる手段はそれしか、思いつかなかった。
 残念に思うこと。それはテロ対策への遅れ、だ。

 以下は、ある議員が用意した決議(案)であり、さらに別の方が手を加えたものだそうだ。編集中であったもので、つながりが自然でない個所も残っている。あくまで案のドラフトである。実際には提出されなかったのだが、準備してくださった議員には感謝している。



脅迫事案に対する決議(案)

 平成28年9月8日、行橋市役所に市役所の爆破を予告するとの電話があった。この事により、市民に対し、また市当局や議会において多大な影響があった。この無差別テロ予告は決して許されるものではない。
 また公人である行橋市議会議員は、住民を代表する立場にある。議会外の活動に制限をすることはできないが、良識ある言動が求められる。SNSなどネットの活用についても十分に留意すべきである。
 行橋市議会は、今後いかなる脅迫事案に対しても毅然と対処していくと共に、議員それぞれが品位を汚すことがないよう、公人としての立場をわきまえた振る舞いが求められる。暴力をほのめかす行為での不当な弾圧は許されない。
以上、決議する。



 私の立場で、何かを述べることは、やや難しい。だが、実際に共産党の緊急動議からの決議が通っている今、言いたいこともある。
 政治活動において、そのハレーションが「政治活動同士」で議会に負荷をかけたとする。それについては、いかようにでも私は頭を下げるべきであり、実際にそのように思う。だが、これはテロだ。テロの予告なのだ。伝わりにくい部分もあるかと思うが、私自身、被害者であるため、言えぬこと、できぬこともあったのだが、やはり市民のことを考えた。
 これは私の、一個人としての私見になるが、「緊急動議」として出されたものは、脅迫をテーマとしつつの「政治活動について」のものである。出された私が述べることは、見様によっては恰好が悪いのだろうけれども、優先されるべきは、「無差別テロへの議会の意思表示」であったように思う。
 こちらの決議も通すべく、動きがあるとも聞く。正確にはわからない。私には入れない話である。出すことも正確かはわからないが、今日はそれは許容して頂けると信じる。



懐かしい風

 言い過ぎれば、負け犬の遠吠えである。そう見たいものは、そう見ればいい。それでいい。だが、他者から言われるよりは、自ら述べたい。それぐらいの、小さな誇りは在る。会派制を採っており、強く感謝しているが、最後は一人一党である。共産党の動議が通って、自ら述べる程度の自由は、私にもあるだろう。
 不思議と、とても心が澄んでいる。懐かしい風とでも言いましょうか、二期目となり相当に安全運転を心がけてきたつもりなのですが、静かな何かが心に降り積もる感じ。私は、今期は静かにしようと思っていたのだけれど。ずっと何かを抑えようと思ってはいたのだけれども。結果的に、のちのち後悔するのだと思う。私も含めて、だけれども。



新聞社に対して

 どうしてもコメントが欲しいとのことで、以下のコメントを出している。かなり紛糾した日であり、質問日程も詰め込み気味であった。10分しかない休憩中に、何本も連絡・メールを処理しており、多くの時間を割くことはできない。「ノーコメントがコメントでいいですか?」と言うもので、以下をコメントした。

1)市役所爆破予告という、無差別テロをほのめかしての脅迫行為は言論弾圧であり、警察に相談中です。
2)市民を不安に陥れ、市の業務、議会にも多大な影響があり、犯人については許せない。
3)警備にあたって下さった警察には、深く感謝しており、犯人の早期逮捕を強く期待する。
※ 捜査中であり、これ以上のコメントは控える。



また今回より「動画での撮影」を条件とし、Blogへのアップを実施する。
1分20秒。今後、さらに厳格に運用していく。

【市役所爆破予告】無差別テロの脅迫に対しての合同取材(H28年9月12日)
 
 記事になった際には、恐らく随分と違うものになっているのだろう。明日の朝刊を楽しみにしておく。対メディアについては、これも一つの自衛でございましょう。
 
 最後に。
 脅迫の内容、その前後の経緯については「公開」の方向をとりたい。いかなる政治活動についても、言論弾圧は許されない。無差別テロをほのめかしての脅迫は、憲法違反である。支援して頂ける方は、シェア、tweetをお願いします。
 
 
 
市民の皆様へ)
 
 本Blogの投稿をもって、300名程度の市民の方に送信できたのでありますが、不十分な情報ではありますけれども、いまはこれが精一杯であります。連絡漏れ等もあるとは思いますが、もしよければ伝え合って頂けますと幸いです。
 
 
 
非常に大事な業務連絡)
 
 各まとめサイトの管理人様と連絡をとりたい。連絡先が掲示されていない場合が多く、よければお問い合わせのメールフォームから連絡を頂けないだろうか。読者の方は、声掛けをお願いしたい。テーマは伏せるが、それなりに大きな題材がある。
 
 
 
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毎日新聞2016年9月7日 地方版

 福岡市などの住民団体「公人のヘイトスピーチを許さない会」(花房俊雄さんら共同代表3人)が「インターネット上で韓国人への差別的言動があった」などとして6日、行橋市の小坪慎也市議(37)=2期目、無所属=の処分などを求める陳情書を諫山直・市議会議長宛てに提出した。
 陳情書によると、4月の熊本地震発生後、ネット上に「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」などのデマが流れた。小坪市議はこの直後、あるサイトに「『朝鮮人が井戸に毒』に大騒ぎするネトウヨとブサヨどもに言いたい」とし「デマが飛び交うのは仕方ないという立場」などと記述。住民団体は「不当な差別的言動で、市議としての資格が疑われる」などとし、市議会で小坪市議の謝罪などを決議するよう求めた。
 住民団体は5月、小坪市議に謝罪などを求める勧告を出すよう県弁護士会への申し立てもしている。小坪市議は「サイトには意図と異なる見出しがあり、デマは容認していない。私は記者会見で事実関係を述べ、誤った報道をした会社については県弁護士会に人権侵害を訴えるなどしている」と反論している。【荒木俊雄】
〔京築版〕
(引用以上)



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信濃注: 下記記事に対する小坪しんや氏のコメント
※タイトル等で「きわめて扇情的に編集を受けている」とのこと。タイトル以外の部分では、具体的にどの部分が編集を受けているかまで公表されていない。
【市役所爆破予告①】デマの容認など行っていない。爆破予告の脅迫は言論弾圧で、市民や市、議会に多大な影響を与え許せない。【メディアの責任】
行橋市 市議会議員 小坪しんや様のブログ、2016年9月13日
(前略)
 併せて、繰り返しの補足です。デマの容認はしておりません。西日本新聞の記事に問題があるとして、平成28年5月20日、福岡県弁護士会に対し人権救済の申立てを行っております。同日、司法記者クラブ(福岡高裁内)において、記者会見も行いました。これはメディアのミスリードです。
(中略)
西日本新聞社による、捏造記事での人権救済の申立て
(中略)
資料
編集された表題)
 読者層を絞った形態ではないため、論文ではなくコラムと評すべき構成。当方が提示していた表題は『朝鮮人が井戸水に毒を入れたという誤報を地方議員はどう見るのか』であった。ネトウヨ・ブサヨ等の単語はない。「誤報」という単語も削除されている。報道社の主催するオピニオンサイトよりオファーを受けたタイミングは、いまは余震とされている発災直後であった。熊本地震の本震前のことである。
 毒を入れたというデマが蔓延していた時期であり、被災された方の安心に寄与すると共に、言われなき差別を防止する観点からも、デマを停止せしめる目的から、表題において【誤報】という単語を用いた。ネット保守層に対しての牽制の側面も強く、自制を求める意図で提案したものだ。
 これらの意図は編集において採用されず、タイトルを含め相当に扇情的に編集されている。この点については運営社に抗議を行っている。公開前に編集内容は伝えられておらず、無断での編集であった。
コラムの政治的意図・目的)
 目的は、言われなき差別を防止すると共に、精神的にも不安定になる状況で共助としてコミュニティを維持せねばならない被災者の安心に寄与すること。明確な政治的な意図が込められており、蔓延しつつあった「朝鮮人が井戸水に毒」というデマを打ち消すための構成となっている。デマに加担してしまったネット保守層に対し、厳しい言葉で自制を促している。
(引用以上)



信濃注: 下記文章より重要と思われる部分を抜粋
小坪議員の文章から編集されて掲載された下記文章は、差別的とは言えない。論旨は次のようなものであろう。「被災時に外の人(身近なのは朝鮮人)が疑われること自体は、良いとか悪いとかではなく結果的にそうなるということ。致し方ない。災害時にはその現実から目を逸らしてはならない」。
(以下、一部引用)
共助を守る
 外の人が疑われる理由だが、長年その地で生きて行くわけではないためだ。極限状況下においては暴発リスクが高いと推定されるからだろう。やぶれかぶれになって何をするかわからない。これは朝鮮人が、ではなく。引っ越してきたばかりの人、相互に深くは知らない人物という意味である。不安も募る被災時には、その傾向は強まるのだろう。
 モラルや道徳を説く立場ゆえ、私はこれを本当は否定したい。だが、災害発生時においては、真剣に想定するほどにその側面が出てくる可能性が否定できない。例えば食料がギリギリであった場合、皆で少しずつ分け合ったとしよう。いよいよ足りなくなった際、やはり地域になじんでいなかった者が暴発する危険性は否定できない。これで共助という支えが破壊された場合、公助まで辿り着けない。外の人を恐れることは、自然なことでもあり、共助を守る上では必要なものだと考えている。誉められはしないけれども。
(引用以上)
(信濃注、以上)



ヘイトスピーチ 「朝鮮人が井戸に毒」に大騒ぎするネトウヨとブサヨどもに言いたい!
iRONNA(産経オピニオン・サイト)、小坪慎也(行橋市議会議員)

 まず結論から述べるが、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」というデマが飛び交うことに対しては仕方がないという立場である。これは左派(いわゆる人権派)に対しての牽制というか、私のポジションを明示するものだ。次にネット上の保守論壇に対しても苦言を述べさせて頂く。「仮に井戸に毒が投入された」として、騒ぐべき状況であるなら別の問題がある。
 地方議員として言わせて頂くが、上水道が整備されており現在は「井戸水はかなり減った」のである。井戸水は余り関係ない。だから毒を入れられても問題ない!と言いたいわけではない。上水道は非常に便利だが、インフラとしての脆弱性も併せ持つと言いたいのだ。井戸水よりも災害に弱い。
 地震発生時には、蛇口をひねっても水は出ないだろう。なぜなら水道管は破裂しており、水が来ていないからだ。当然である。井戸水であればどうにかこうにか水を飲めるだろうが、上水道が整備されつくした現代、むしろ水の入手は難しい。
 言いたいことはわかると思う。「井戸に毒が!」というデマにおいて、現実的に恐怖を感じたものは「防災リュック(ペットボトル2本程度の水)を準備していない者だと思う。この準備は誰であってもするべきで、準備がないから狼狽えるのだ。私はそれが情けない。
 震災発生時においては、それなりの長期間、自らの物資で生き抜く必要がある。その部分においては残念ながら行政は助けとなることはできない。自衛隊であってもだ。ペットボトルの水2本、これすら常備できていない日本人のほうが問題だと思う。

自助、共助、公助

(中略)

公助まで生き残れ!

 「自助・共助」の期間においては、自らの物資でやり繰りするよりない。公民館をはじめとした防災拠点(防災倉庫)には一定量の物資はある。熱湯を入れるだけで白米になるアルファ米だって、行橋市は作り方を市民に教えてきた。自衛隊にも協力を受け、機動車にも来てもらった。とは言え、最初の数時間、下手すれば一日の間、水が飲めない可能性はある。
 皆様の命をつなぐ、ゴールとなるべき「公助」の制度設計にも余念はない。ちゃんと制度設計されている。だからこそ公助まで生き残って欲しい。その中において水は重要物資だ。ペットボトルで2本程度の水は絶対に必要。水道管は破損し、水は出ないと思う。上水道は便利なインフラには違いないが、災害発生時の脆弱性も内包しているのだから。2、3食分の携帯食料もあればさらに良い。包帯にも使える布も便利だ。夜を超える場合を考えれば、布は貴重である。このあたりは(防災リュックに詰めて)車に乗せっぱなしでもいいだろう。それこそ様々な便利グッズが販売されている。
 冒頭で触れた「井戸に毒」だが、何を恐れるのか意味がわからない。自らが水を携帯しているならば、何も恐れることはない。というよりも、被災時に「そこらへんの水」を飲むのだろうか?と問いたい。私は工場で働いていたが、便利な世界を作るために様々な危険物質も扱ってきた。パソコン、スマホにタブレット。燃費のいい車。それらの高性能は部品を作るためには、かなりの劇薬も使っている。どこにどんな物資があるかわからない。
 このあたりの技術の進歩は、本当に便利になっているのか(現場にありつつも)疑問を感じている立場だが、いざ災害が発生した場合、「そこらへんの水をそのまま飲む」ことは避けたい。毒を投入される以前に、私は危ないと思っている。私は、自らが携行したペットボトルの水を飲む。
 水は重要だ。怪我をすれば傷口の洗浄にも使える。本当に水は必要なものだ。牧歌的な昭和の時代とは違うのだ。「井戸に毒」があろうがなかろうが、どうせ飲めない。もちろん井戸に毒を入れるなんてことはあってはならないが、デマに乗った方や怒っている方は、まさか飲むつもりだったのだろうか。私にはそちらのほうが信じられない。

外の人を恐れる

 「朝鮮人が」というあたりに人権派は怒っているようだ。そして争点化しようとしているように感じる。私は、被災時において外の人を恐れるのは仕方ないし、当然のことだと受け入れている。極限状況になればそうなることが自然だと考えるためだ。疑われるのは「外の人」である。もっとも身近な外の人が朝鮮人というだけだろう。そのことに目くじらを立てても仕方ない。良いとか悪い以前に、仕方がないというスタンスである。
 これはコミュニティの維持に関わる内容ゆえ、気をつけて論じたい。生き残るためには、自助のあとの共助も重要なのだ。それは多くの場合、地域コミュニティになる。情けない話になるが、給食費がなくなった場合、疑われるのは転校生となる場合もあるだろう。決して良いことではない」が、共助(自らが属するコミュニティ)を重視すれば、結果的にそうなる。良いとか悪いではなく、仕方ないものだと受け止めている。

共助を守る

 外の人が疑われる理由だが、長年その地で生きて行くわけではないためだ。極限状況下においては暴発リスクが高いと推定されるからだろう。やぶれかぶれになって何をするかわからない。これは朝鮮人が、ではなく。引っ越してきたばかりの人、相互に深くは知らない人物という意味である。不安も募る被災時には、その傾向は強まるのだろう。
 モラルや道徳を説く立場ゆえ、私はこれを本当は否定したい。だが、災害発生時においては、真剣に想定するほどにその側面が出てくる可能性が否定できない。例えば食料がギリギリであった場合、皆で少しずつ分け合ったとしよう。いよいよ足りなくなった際、やはり地域になじんでいなかった者が暴発する危険性は否定できない。これで共助という支えが破壊された場合、公助まで辿り着けない。外の人を恐れることは、自然なことでもあり、共助を守る上では必要なものだと考えている。誉められはしないけれども。
 よって、身近な「外の人」を恐れたとして、それは外の人なのだから仕方ない。通常時であれば異なる意見も述べたいが、いざ災害発生となった場合には、「コミュニティが外の人を恐れること」は、少なくとも知識としては身に着けておいて損はないと思う。
 前述の「異なる意見」という部分について少しだけ述べておく。治安に不安がある場合は、自警団も組むべきだろう。やるべきだと考える。それが共助を守るために必要で、公助に辿り着く手段であればなすべきことだと考える。一人でも生き残って欲しいからだ。しかし、疑心暗鬼から罪なき者を処断する・リンチしてしまうリスクも存在する。そうはなって欲しくないが、災害発生時の極限状況ゆえ、どう転ぶかはわからない。

被災、直後

 ネット保守にも苦言がある。被災直後の私の動きを述べる。私はまだ仕事中で、まさに陳情を受けていた。けたたましくなる携帯のアラート。数秒おいて、意味を知った私はドアの鍵を開けた。後輩には火元のチェックを命じ、建物内にいた者には屋外に出るように指示した。山もない広い駐車場であったため。屋外に出ると、防災無線より「おおじしんです」の連呼。ここで発生した災害の内容が地震であることを知る。
 揺れが来たのは、それから数秒後のことだ。建物の外壁と、周辺の高いもの(電柱など)を見据え、警戒。
 まず恐れたのは津波。この時点では、揺れが収まった直後であり震源もわからない。高いところに移動するように指示、この時点で嫁と子供に避難を指示する電話を入れる。理由は、家族の元には戻れないから。
 万が一の道路破損を想定しつつ、最短経路で市役所に。選挙が終わってまだ4日だが、私は市議会議員だ。委員会変えの前ゆえ、いまだ総務委員会の委員である。防災を管理する四階フロアに滑り込んだのは8分後。この時点で副市長は庁舎に来ていた。続いて職員がどんどん揃っていく。誰しも家族が家にいるはず、不安なはず。
 このあたりで震源が熊本であること、日本海側であることが判明。また津波の危険がないことを知る。行橋市は海に面しており、まさに私の母校、地元は海の傍の漁村である。場合によっては高台に逃げるよう公用車を走らせる必要だってあったし、万が一そうなれば公用車を行って返すだけの時間的な余裕があるかを知る必要があった。議員に決定権があるわけではないが、人が足りないなら私が行くしかないと思っていた。日本海側であったため、それは行う必要がなかった。
 同時に行われていた調査は、漏水。水が漏れていないかのチェックのみならず、建物の損壊の把握もできる。浄水場と排水のメーターの動きを見れば、大きく破損している場合には数字でわかる。これが大きく変わっていた場合には(水道の破損のみならず)建物の破損も疑うべきだ。これも大丈夫だった。
 その次に市民からの電話対応、何か壊れたり水が道路から出ていた場合には通報が入る。逐次、入ってくる情報を聴きながら状況を把握。30分も経つころには、報道からの取材も入りはじめる。何か壊れませんでしたか?など。行橋市を守るという「自助」の目途がたつと、熊本の状況に気になってくる。市内の物資で送れる物がないか、向こうには何が必要だろうかと備蓄の確認も併行して行う。この時点までが一時間程度だろうか。
 私には小さな娘がいる。嫁のことも気になる。だけど帰れない。迷わず向かったのは、家ではなく庁舎だ。職員たちだって同じだ。不安がる家族を家において、庁舎にあがった。揃った議員も私だけではない。私のあとに来た議員は、すでに防災服に身をつつみ安全靴で来た。自衛隊だけじゃない、私たちだって公助の一部なのだというプライドがある。
 地方公務員がバカだとか、地方議員はバカだとか、好きに言えばいいけれども、こっちはこっちでプライドを持って職責をまっとうするまで。私だって命を守る砦である。逃げることは、許されない。「皆様を守ります!」とマイクで叫び、私は公職にあるのだから。
 その時に「朝鮮人が井戸に毒を!」というデマ。ふざけるなと言いたい。こっちは仕事をしているんだ、家族を置いて、エレベーターより速いからと階段を駆け上り。息を切らせて走りまくってるんだ。備蓄の水すら持たず、ごちゃごちゃとやかましい。これは保守にも言わせて頂くし、謎の争点化を試みる左派・人権派にも言わせて頂きたい。うるさいのだ、こっちは必死でやっている。ちょっと考えればわかるだろう、と。

地方議員の在り方

(中略)

保守に求めること

 「朝鮮人が井戸に毒」などと大騒ぎする前に、他になすべきことはないのか。恐らく徹夜で編成された北九州市の応援隊、その出発を伝える上野くんの投稿。拡散すべきはこちらではないか? イイネは130ほど、シェアはたったの8件。実力をもって助けに行くという「安心を伝えるための動き」は拡散されず、謎のデマに乗ってどうするのか。私は保守の議員かも知れないが、常にネットの保守と同じ動きをするわけではない。最前線の地べたをはいずりまわってきたんだ、同志は皆そうだ。地方議員、ナメんな! と言いたい。皆様は、私たちが守ります!と胸を張っていいたい。
 保守に求めることは、そしてSNSの在り方について思うことは、「もうちょっと、しっかりできんのか」という話だ。弾は目の前にあるではないか、自治体は動いている、同志の上野は動いた、これを拡散することで「誰かの安心」につなげたいとは思わないのか? これこそが本当の保守がなすべき動きだと私は考える。
 そうだな、と思って頂けた方は、少し遅いかもしれないけれども以下の投稿をシェアしてください。なすべきことは、これだと思います。
(FB:上野照弘 https://www.facebook.com/teruhiro.ueno/posts/1055396797869057?pnref=story )
(引用以上)





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改訂履歴
※2016.9.16、リンク追加(10:30)
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4 件のコメント:

  1. ひとりボッチ2016年9月16日 4:12

    信濃さま
    こんばんは。ひとりボッチです。

    記事の作成、有志メールの作成お疲れ様です。ありがとうございます。

    この行橋市のニュースを見つけたときには、本当に唖然とさせられたといいますか、正直「嘘でしょ?」と思える程の衝撃を受けました。こんなにもあからさまな事がまかり通るのか?通っていいのか?と思いました。各種メディアや反日勢力の普通でない行動には慣れていましたが、しかし、ここまでとは。

    >事情を調べるのに少し時間がかかってしまいました。

    いえいえ、一日でこれ程の記事を作成されるなんて。有志メールは、早速、送らせていただきました。保守の一員(日本を憂う者の意)として、何か自分にできる事をしようと思うのですが、実際には、ご自身で行動されている方々に便乗する事しかできていません。信濃さまをはじめ、皆さまの行動力やご苦労を思うと、本当に頭が下がります。いつも、ありがとうございます。

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    1. 送信ありがとうございます。私自身、大したことはできないのですが、いくらかでも援護になればと思います。
      それにしても、反日勢力の反日に対する行動力は侮れませんね。
      もっと有益なことに使えばいいのに。

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  2. 行橋市市役所宛にメールを送りました。

    以下がその文章です。


    今月8日に行橋市宛に、市役所を爆破すると言うテロ予告電話が有ったと聞き及びました。この件について、犯人は貴市の小坪慎也市議の議員辞職を要求したとの事。しかしながら、貴市市議会はテロリストに屈するこの様に、当該市議への非難決議をされました。この事は、民主主義の根幹に関わる重大事件だと思います。非難されるべきは、爆破テロ犯人に他ならず。小坪市議に対してはむしろ、テロリストに屈する事なく今後もこれまで同様、否、これまで以上に政治活動を続けるべきとの、激励をすべきだと思います。

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    1. それぞれの想いをメールで送れば、それだけ小坪議員の援護になると思います。

      ※各位で文面をお考えの方へ(私見)

      有志p80-c00-s006号 行橋市議会は、テロ予告に屈して言論自粛する決議を撤回すべきです

      うちで考えた文面には「言論自粛」とありますが、本音では「言論弾圧」だと思っています。しかし、メールを受ける市長や議員の立場で考えると、ひかりちょういちさんが使った「非難決議」という表現や「言論自粛」という表現の方が受け入れられやすいのではないかと思います。

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